『鬼滅の刃』最強の「柱」は誰? 柱・強さランキング
吾峠呼世晴先生による漫画(マンガ)『鬼滅の刃(きめつのやいば)』(ジャンプコミックス/集英社)に登場する、「柱」と呼ばれる鬼殺隊最強の剣士9人。柱のなかで、誰が一番強いのでしょうか。さまざまな角度からランキング付けしていきます。
- ネタばれ注意
『鬼滅の刃』柱のメンバー
水柱・冨岡義勇(とみおか・ぎゆう)CV:櫻井孝宏
水の呼吸を使う「水柱(みずばしら)」。もっとも使い手の多い水の呼吸の剣士のなかで最強の存在です。
蟲柱・胡蝶しのぶ(こちょう・しのぶ)CV:早見沙織
蟲の呼吸を使う「蟲柱(むしばしら)」。小柄な体格で鬼の首を斬る腕力がない代わりに、毒で倒します。
炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)CV:日野聡
炎の呼吸を使う「炎柱(えんばしら)」。煉獄家は代々、炎の呼吸を受け継いできた家系で、生粋の使い手といえます。
音柱・宇髄天元(うずい・てんげん)CV:小西克幸
音の呼吸を使う「音柱(おとばしら)」。鬼殺隊に入隊する前は忍びで、くの一である3人の嫁とともに戦います。
霞柱・時透無一郎(ときとう・むいちろう)CV:河西健吾
霞の呼吸を使う「霞柱(かすみばしら)」。初めて刀を手にして2か月で柱になった天才剣士。
恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)CV:花澤香菜
恋の呼吸を使う「恋柱(こいばしら)」。筋肉量が常人の8倍の、特殊体質の持ち主。
蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ・おばない)CV:鈴村健一
蛇の呼吸を使う「蛇柱(へびばしら)」。片目は弱視でほとんど見えず、相棒である蛇の鏑丸のサポートも受けつつ戦います。
風柱・不死川実弥(しなずがわ・さねみ)CV:関智一
風の呼吸を使う「風柱(かぜばしら)」。鬼を酔わせる「稀血」の持ち主。
岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい)CV:杉田智和
岩の呼吸を使う「岩柱(いわばしら)」。「鬼殺隊最強」と呼ばれ、9人のなかで最も長く柱を務めています。
『鬼滅の刃』柱・腕相撲ランキング
原作漫画『鬼滅の刃』第11巻のおまけページに「唐突 ブッ込み 柱の皆さま腕相撲ランキング!」が描かれています。結果は以下の通りです。
- 岩柱・悲鳴嶼行冥
- 音柱・宇髄天元
- 炎柱・煉獄杏寿郎
- 風柱・不死川実弥
- 水柱・冨岡義勇
- 恋柱・甘露寺蜜璃
- 霞柱・時透無一郎
- 蛇柱・伊黒小芭内
- 蟲柱・胡蝶しのぶ
1位の岩柱が「ぶっちぎり」。3位~6位は「いい勝負」。7位の霞柱は「ふつう」で、8位の蛇柱は「ちょい弱(よわ)」、最下位の蟲柱は「弱」という結果となりました。岩柱と音柱の強さは、がっしりとした体格からも想像通り。女性である恋柱も、特殊体質の筋肉量で、炎柱と接戦となる強さです。
ちなみに、竈門炭治郎は「蛇柱と霞柱の間くらい」とのこと。7位とはいえ、小柄な体格でも柱である霞柱にさえ炭治郎も及ばないのが分かります。
しかし、鬼殺隊士としての「強さ」は腕力だけでははかれません。
柱の強さは「知恵」「経験」から来る
蟲柱・胡蝶しのぶは鬼の頸が斬れない体格
蟲柱は、身長が151cm、体重37kgと小柄な体格です。亡くなった姉・元花柱の胡蝶カナエも華奢な体格でしたが、身長はありました。小柄な蟲柱はその分、筋肉量が少なく、日輪刀で鬼の頸を斬る腕力がありません。しかし彼女は薬学に精通していて、鬼を殺すことのできる毒で戦います。蟲柱の日輪刀はさやの部分に仕掛けがあり、鬼によって毒の配合を変えることができます。また、腕力はなくともスピードはあり、突き技「蟲の呼吸 蜂牙ノ舞 真靡き(ほうがのまい まなびき)」は上弦の鬼を驚かせるほどの速さ。不利な体型も、知恵で克服する柱としての強さを持っています。
風柱・不死川実弥が感じた実戦経験の重要さ
鬼殺隊に入隊する前から、鬼を酔わせる稀血で無理矢理に鬼退治をしてきた風柱。体についた多数の傷は、戦歴の多さの証でもあります。上弦の鬼との戦いで、霞柱が苦戦。あとから参戦した風柱は、鬼の攻撃を長年つちかった経験から避け、霞柱が敵わなかったのも当然と考えます。
この点から、長く鬼殺隊に所属し、長く柱を務めてきた岩柱が、経験という面では最も強いと言えそうです。
柱の強さで重要なのは「タフさ」
恋柱は、刀鍛治の里で上弦の肆・半天狗と初めて戦った際、状況を確認せずに突っ込み、常人であれば致命傷になったであろう攻撃の直撃を受けてしまいます。また、無限城でも上弦の鬼に斬りかかり、ピンチに陥ったところを蛇柱に救われました。うかつな性分は、ギリギリの戦いを求められる鬼殺隊士にとって大きなマイナスの要因になってしまいます。
しかし、恋柱は「タフさ」でこのマイナス要素を打ち消しています。半天狗の攻撃を直撃しても、一時的に気を失いながらも戦いに復帰しました。そのあとも、炭治郎たちが半天狗の本体を倒すまでの間、強力な鬼の分身とたったひとりで戦い続け、時間を稼いだ粘り強さを見せます。鬼舞辻無惨との最終戦でも、致命傷を受けて一時は戦線を離脱するも、再び戻って怪力で無惨の体を引きちぎるという「日輪刀がなくても強い」ことを知らしめました。
タフさという点では、無惨戦で最後まで意識を保っていたのは水柱。他の柱たちが戦えなくなったなかで水柱はひとり、炭治郎の窮地において、鬼殺隊の者たちに的確な指示を出して行動しました。
最強の柱は岩柱・悲鳴嶼行冥、だが…
柱のなかで最強なのは、経験や知恵、タフさにおいても抜きん出た岩柱であると言えます。上弦の壱・黒死牟も、悲鳴嶼行冥ほどの剣士に会えたのは300年ぶりと心の声で語っています。しかし、ほかの柱もそれぞれに強みがあり、相手の鬼によって得意不得意があるはずです。また、最年少である霞柱が岩柱の年齢まで成長したら、超える強さを得るかもしれません。もちろん、柱となった時点で、ほかの鬼殺隊士とは比べ物にならない強さであることは言うまでもありません。
TVアニメ「鬼滅の刃」柱解禁PV
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記
(マグミクス編集部)