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『鬼滅の刃』漫画第17巻あらすじ 無限城の死闘、童磨・猗窩座戦の行方は?

吾峠呼世晴先生による漫画(マンガ)『鬼滅の刃』第17巻(ジャンプコミックス/集英社)のあらすじとみどころを紹介。無限城で上弦の弐・童磨と戦う蟲柱・胡蝶しのぶ。そして我妻善逸は、兄弟子である獪岳と再会。さらに、竈門炭治郎は煉獄杏寿郎の仇である上弦の参・猗窩座と激突します。

  • ネタばれ注意

『鬼滅の刃』第17巻について

書名 『鬼滅の刃』17「受け継ぐ者たち」
著者 吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)
発売日 2019年10月4日
発行日 2019年10月9日
価格 440円+税(484円)
発行所 株式会社集英社(ジャンプコミックス)
ISBN-10 4088820800
ISBN-13 978-4088820804

『鬼滅の刃』第17巻の表紙・裏表紙

『鬼滅の刃』第17巻の表紙には、日輪刀に手をかけた風柱・不死川実弥の姿が描かれています。

無惨を討つため無限城に突入した鬼殺隊。上弦の弐・童磨と激闘を繰り広げるしのぶは、毒が効かない童磨に対し苦戦を強いられる。果たして姉の仇を討つことができるのか…!? 一方で、善逸の前にも鬼が立ちはだかり──!?

『鬼滅の刃』第17巻のサブタイトル

  • 第143話「怒り」
  • 第144話「受け継ぐ者たち」
  • 第145話「幸せの箱」
  • 第146話「誇り」
  • 第147話「小さな歯車」
  • 第148話「ぶつかる」
  • 第149話「嫌悪感」
  • 第150話「気づき」
  • 第151話「鈴鳴りの雪月夜」

『鬼滅の刃』第17巻の主な登場キャラクター

竈門炭治郎我妻善逸嘴平伊之助竈門禰豆子冨岡義勇胡蝶しのぶ栗花落カナヲ産屋敷耀哉、産屋敷くいな、産屋敷かなた、煉獄槇寿郎鱗滝左近次愈史郎竈門炭十郎猗窩座獪岳

『鬼滅の刃』第17巻のあらすじ

 鬼舞辻無惨の「無限城」で、姉・胡蝶カナエの仇である上弦の弐・童磨(どうま)と戦う蟲柱・胡蝶しのぶ。毒を分解してしまう童磨に、しのぶは苦戦を強いられます。そこへ駆けつけたのは、栗花落カナヲでした。

 善逸はかつての兄弟子・獪岳(かいがく)と遭遇。獪岳は上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)に無惨の血を与えられ、鬼になってしました。雷の呼吸の使い手から鬼を出したことで、師匠である桑島慈悟郎は介錯もつけずに腹を切ったのです。

 父の跡を継ぎ、鬼殺隊当主となった産屋敷輝利哉が戦いの指揮を執ります。若き当主を守っているのは、元音柱・宇髄天元と、煉獄杏寿郎の父である元炎柱・煉獄槇寿郎でした。禰豆子は珠世が作った人間に戻る薬を飲み、苦しみ寝込んでいます。鱗滝左近次がその様子を見守ります。

 珠世の言いつけで鬼殺隊士に変装した愈史郎は、村田たちと行動。鎹鴉を使って血鬼術で戦局を見ていた愈史郎は、炭治郎と義勇が上弦の参・猗窩座(あかざ)と遭遇するのを知ります。

 猗窩座に苦戦する炭治郎と義勇。炭治郎は、生前の父・炭十郎の姿を思い出します。父は病に冒されても、日没から夜明けまで踊り続ける「ヒノカミ神楽」を「つらいと思ったことはない」と語っていました。炭治郎は父の記憶から「透き通る世界」に入る方法を探ります。

『鬼滅の刃』第17巻のみどころ

蟲柱・胡蝶しのぶ、栗花落カナヲと上弦の弐・童磨

 渾身の一撃を姉の仇である上弦の弐・童磨に放った胡蝶しのぶは、蝶屋敷で「怒ってますか?」と尋ねた炭治郎の言葉を思い出していました。

そう 私怒ってるんですよ炭治郎君 ずっとずーーっと怒ってますよ
親を殺された 姉を殺された カナヲ以外の継子も殺された
あの子たちだって本当なら今も 鬼に身内を殺されてなければ今も 家族と幸せに暮らしてた
ほんと頭にくる ふざけるな馬鹿 なんで毒効かないのよコイツ 馬鹿野郎

 しのぶと童磨の因縁の対決。そこへ、しのぶの継子である栗花落カナヲが駆けつけます。カナエ、しのぶ、カナヲ。胡蝶姉妹と童磨の戦いが続きます。

善逸と上弦の陸・獪岳

 悲鳴嶼行冥の柱稽古の際、善逸は師匠が亡くなったという便りを受け取っていました。兄弟子である獪岳が、鬼となっていたのです。無限城で再会を果たした善逸と獪岳。師匠の死を笑う獪岳に、善逸は怒りをぶつけます。

「俺がカスならアンタはクズだ 壱ノ型しか使えない俺と壱ノ型だけ使えないアンタ 後継に恵まれなかった爺ちゃんが気の毒でならねぇよ」

 獪岳の「雷の呼吸 肆ノ型 遠雷」を避けた善逸は「おせーんだよ、クズ」と言い捨てます。

 これまでは気を失った時にだけ力を発揮することができた善逸ですが、戦いから目を背けず、さらに奥底にあった力を呼び覚ますことができました。臆病でヘタレな善逸とのギャップに心が震わされる名シーンです。

炭治郎、義勇と上弦の参・猗窩座

 猗窩座と戦うのは、炭治郎と義勇。猗窩座は炭治郎にとって、炎柱・煉獄杏寿郎の仇です。無限列車での戦いから成長した炭治郎に、猗窩座は「杏寿郎はあの夜死んで良かった」と喜びます。「弱者には虫唾が走る 反吐が出る」という猗窩座の考えを、炭治郎は激しく否定します。

「強い者は弱い者を助け守る そして弱い者は強くなり また自分より弱い者を助け守る これが自然の摂理だ」
「猗窩座 俺はお前の考え方を許さない」

 猗窩座との戦いで、義勇は痣を発現させます。しかし、炭治郎とふたりがかりでも勝機を得ることができません。無限城での戦いは、まだ続いていきます。

『鬼滅の刃』第17巻はどこまでアニメ化された?

『鬼滅の刃』第17巻のストーリーは、TVアニメ「柱稽古編」最終回放送後、「無限城編」として劇場3部作の制作が発表されました。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(マグミクス編集部)

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