『鬼滅の刃』漫画第19巻あらすじ 上弦の鬼を討伐「とっととくたばれ糞野郎」
吾峠呼世晴先生による漫画(マンガ)『鬼滅の刃』第19巻(ジャンプコミックス/集英社)のあらすじとみどころを紹介。無限城で、上弦の弐・童磨を倒した嘴平伊之助と栗花落カナヲ。時透無一郎、不死川実弥・玄弥、悲鳴嶼行冥は上弦の壱・黒死牟と戦います。
- ネタばれ注意
『鬼滅の刃』第19巻について
書名 | 『鬼滅の刃』19「蝶の羽ばたき」 |
著者 | 吾峠呼世晴(ごとうげこよはる) |
発売日 | 2020年2月4日 |
発行日 | 2020年2月9日 |
価格 | 440円+税(484円) |
発行所 | 株式会社集英社(ジャンプコミックス) |
ISBN-10 | 4088822048 |
ISBN-13 | 978-4088822044 |
『鬼滅の刃』第19巻の表紙・裏表紙
『鬼滅の刃』第19巻の表紙には、蛇柱・伊黒小芭内の姿が描かれています。
カナヲと伊之助 対 上弦の弐・童磨の戦いは極限へ──!! 身内を殺した鬼を前にして怒りに震える二人だが、強力な血鬼術の数々に押され悪戦苦闘する。近づくこともできぬ劣勢を覆し、二人は仇討ちを遂げられるのか…!?
『鬼滅の刃』第19巻のサブタイトル
- 第161話「蝶の羽ばたき」
- 第162話「三人の白星」
- 第163話「心あふれる」
- 第164話「ちょっと力み過ぎただけ」
- 第165話「愕然と戦慄く」
- 第166話「本心」
- 第167話「願い」
- 第168話「百世不磨」
- 第169話「地鳴る」
『鬼滅の刃』第19巻の主な登場キャラクター
竈門炭治郎、嘴平伊之助、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、甘露寺蜜璃、伊黒小芭内、時透無一郎、不死川実弥、栗花落カナヲ、不死川玄弥、童磨、黒死牟
『鬼滅の刃』第19巻のあらすじ
上弦の弐・童磨と戦う伊之助と栗花落カナヲ。次々と技を繰り出すふたりから距離をとり、童磨は血鬼術で自身の分身を作って相手をさせ、立ち去ろうとすると、顔が溶け出します。蟲柱・胡蝶しのぶの毒が効果を現したのです。
鎹鴉が、しのぶ・伊之助・カナヲによって上弦の弐が撃破されたことを告げます。
一方、行動を共にしていた岩柱・悲鳴嶼行冥と霞柱・時透無一郎。建物が動き、無一郎だけが上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)と遭遇します。黒死牟は刀で無一郎を柱にはりつけにすると、無惨に鬼として使ってもらうと口にします。無一郎に語りかける黒死牟を、背後から撃ったのは不死川玄弥。しかしすぐに黒死牟に背後をとられ、銃を持つ左手を切り落とされます。右手で日輪刀を振るうもそれも斬られ、さらに胴体を切断される玄弥。鬼喰いをしていたために絶命しない玄弥を、黒死牟は殺そうとします。しかし、駆けつけた風柱・不死川実弥がかばいます。実弥も黒死牟にかすり傷すら与えられずにいると、岩柱・悲鳴嶼行冥が現れ、無惨との戦いまで温存しておきたかったという、痣(あざ)を発現させます。
『鬼滅の刃』第19巻のみどころ
「とっととくたばれ糞野郎」
死を間際にしても、「何も感じない」童磨。幼い頃、父が信者の女性に手を出し、母がめった刺しにして殺し、さらに自害したときも「部屋を汚さないでほしい」と思ったくらいで心が動きませんでした。
20歳の時に鬼舞辻無惨によって鬼になったあとも、人間の感情は分からないまま。
「あ やっと死にました? 良かった」
童磨の意識の中に現れたしのぶは、名前を呼ばれると「気色悪いので名前呼ばないでください」と笑います。しのぶの姿を見た童磨は頬を赤らめ、目を輝かせます。
「今はもう無い心臓が脈打つような気さえする これが恋というやつかなぁ 可愛いねしのぶちゃん」
「ねぇしのぶちゃん ねぇ 俺と一緒に地獄へ行かない?」
満面の笑みで、しのぶは答えました。
「とっととくたばれ糞野郎」
姉・胡蝶カナエの仇を討ったしのぶ。美しい満面の笑みで吐く毒のある言葉が、読者の胸をえぐるシーンです。
不死川実弥の過去と、玄弥
黒死牟から無一郎を救おうとし、反撃されて動けなくなった玄弥を救ったのは、兄の実弥でした。
「テメェの頸をォ 捩じ斬る風だァ」
自分の血が特殊だと知った幼い頃の実弥は、鬼を捕らえて太陽にあぶって殺す日々を送っていました。たまたま同じ鬼を追っていた鬼殺隊士・粂野匡近(くめの・まさちか)に育手を紹介してもらいます。鬼殺隊士になった実弥は柱を目指し、匡近とともに下弦の壱を倒しますが、匡近は死亡。実弥だけが柱になります。
お館様と初めて対面した実弥は、安全な場所にいる当主に怒りをぶつけます。しかし、お館様は剣を振るえないことを詫び、自分も駒のひとつにすぎないと語ります。お館様は、兄妹のように仲が良かった匡近を亡くしたばかりの実弥を案じます。亡くなった隊士の名前を全て覚えていました。匡近は実弥に、「生きていて欲しい」という遺書を残していました。
玄弥を「弟」と呼んだ実弥。「弟はいない」と言っていた実弥でしたが、鬼殺隊に入らず、結婚をして幸せに暮らしてほしいというのが兄の願いだったのです。すれ違っていた兄弟の心が最終局面で再び交わり、「ごめん兄ちゃん」と玄弥は謝ります。
『鬼滅の刃』第19巻はどこまでアニメ化された?
『鬼滅の刃』第19巻のストーリーは、TVアニメ「柱稽古編」最終回放送後、「無限城編」として劇場3部作の制作が発表されました。
(マグミクス編集部)