手塚治虫が描いた異色恋愛マンガ3選。普通でない「愛」だからこそ切ない…? 豊かな自然のなかに多彩な神々が存在した古代の日本と、地上と地下で闘争が繰り返される未来世界のエピソードがリンクしながら展開する、「火の鳥10 太陽編(上)」(KADOKAWA)。古代で愛し合ったふたりの思いが、未来での戦いの末にようやく成就する 古墳時代の日本を舞台とした『火の鳥 ヤマト編』。クマソの長・タケルの征伐に向かったヤマトの王子オグナと、タケルの妹カジカが恋に落ちる。ふたりは多くの生贄とともに古墳に埋められるが、火の鳥の力で最後まで愛を貫くことになる。画像はアニメ化された『火の鳥 ヤマト編』DVD(角川エンタテインメント) 衰退の果てに核戦争で人類が滅亡した未来が舞台の『火の鳥 未来編』。ただひとり生き残った山之辺マサトは火の鳥の力で永遠の生命を得て、生命の誕生から人類の再生までを見守ることになる。気の遠くなるような時間の果てに、マサトは最愛の恋人タマミと再会する。画像は「火の鳥2 未来編」(KADOKAWA) 手塚治虫文庫全集『やけっぱちのマリア』(講談社) 『るんは風の中』が収録されている、手塚治虫漫画全集『タイガーブックス』第4巻 『ロビオとロビエット』が収録された、『鉄腕アトム』Kindle版14巻(手塚プロダクション) この画像の記事を読む 画像ギャラリー