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ジャンプで期待集める「次の看板作品」3選。アニメ化される前に原作で楽しみたい!

現在、「週刊少年ジャンプ」で連載されている作品で『HUNTER×HUNTER』、『ONE PIECE』以外は2010年代に始まった新しい作品ということを知っていましたか?そこで令和時代に連載スタートした鬼滅の刃・呪術廻戦に続くジャンプの次のヒット作を紹介していきます。

やはり「際立つ」主人公は魅力度高し?

(画像:写真AC)
(画像:写真AC)

『DRAGON BALL』や『SLAM DUNK』など、時代をこえて愛される「週刊少年ジャンプ」の大ヒット作は、連載時には“ジャンプの看板マンガ”と呼ばれて表紙やセンターカラーを飾ってきました。

 現在『週刊少年ジャンプ』に連載中の作品で、『HUNTER×HUNTER』、『ONE PIECE』以外は2010年代に始まった、比較的新しい作品となっています。今回は、週刊マンガ誌における厳しい競争を勝ち抜き、次の看板作品に……そしてアニメ化も……と、ますます期待を集める3作品を紹介します。

●マッシュル -MASHLE-(甲本一)

 2020年9号より「週刊少年ジャンプ」で連載中の『マッシュル』は、作者・甲本一先生の初連載作品でありながら、2021年5月時点で単行本の累計発行部数は140万部を突破、センターカラーや表紙も飾っている注目の作品です。

 誰もが魔法を使い、その優劣が全てを決める魔法界か舞台。唯一魔法が使えない少年・マッシュは、あることをきっかけに魔法学校イーストン校へ入学し、魔法界の頂点「神覚者」を目指すことに。魔法学校のなかで巻き起こるバトルや学校生活を描く、アブノーマル魔法ファンタジーです。

 同作品の人気の理由のひとつに、“主人公のギャップ”が挙げられます。一切魔法を使えないマッシュですが、日々筋トレに励んでいたおかげでその肉体は最強。筋肉ひとつで立ちはだかる強敵たちを倒していきます。

 いつもはポーカーフェイスなマッシュですが、好物であるシュークリームのこととなると目の色が変わり、シュークリームのために戦うシーンも。熱いバトルシーンのなかでも笑いを欠かさないそのギャップが読者を魅了しているようです。

 現在コミックス6巻まで発売されている『マッシュル』。神覚者候補選抜試験というさらに面白くなる展開が始まったこのタイミングで手に取ってみてはいかがでしょうか。

●逃げ上手の若君(松井優征作)

『逃げ上手の若君』は、過去に『魔人探偵脳噛ネウロ』や『暗殺教室』などの人気作を生み出してきた松井優征先生の最新作です。「少年ジャンプ」2021年8号から連載がスタートしています。

 同作品の舞台は南北朝時代。足利高氏によって鎌倉幕府を打倒され、家族も地位も失った少年・北条時行が地の果てまで逃げ延び、復讐を遂げられるか……という、実在する人物をモチーフにした物語です。

 松井先生は主人公を魅力的に描くため、北条時行が隠れ住んだといわれる諏訪地域を訪れ、地元の人の案内で史跡などを観察、調査しています。物語には諏訪独特の風習も取り込んでいます。

 北条時行という、あまり聞き慣れないキャラクターが主人公ですが、これまでにジャンプ本誌で2本の長期連載経験を持つ松井先生ならではの描写の丁寧さ、主人公を際立たせるキャラ設定やストーリの緻密さで、人気が上昇中です。コミックス第1巻は2021年7月2日(金)に発売予定となっていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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