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作者が同じで驚いたマンガ お色気も硬派も…作風の幅がスゴい

「ミステリーといえばあの先生」「シュールなギャグがうまい」など、独自の作風を確立している漫画家は少なくありません。一方で新連載が始まった時に前作と全然違うタイプのマンガを描いて驚かれる先生も多くいます。意外にも作者が同じマンガを調べてみました。

漫画家の作風の幅に驚かされる…!

『マギ』大高忍先生による作品。もも子と孝士の激愛&激闘に注目!『すもももももも ~地上最強のヨメ~』第1巻(著:大高忍/スクウェア・エニックス)
『マギ』大高忍先生による作品。もも子と孝士の激愛&激闘に注目!『すもももももも ~地上最強のヨメ~』第1巻(著:大高忍/スクウェア・エニックス)

読んでいるマンガの作者名を見て、「えっ、○○と同じ漫画家なの!?」と驚いた経験はありませんか? 作風が全く違って気付きにくい、同じ漫画家の作品を見ていきます。

 まずは現在「週刊少年ジャンプ」で『あやかしトライアングル』を連載している矢吹健太朗先生。矢吹先生の過去作といえば「To LOVEる-とらぶる-」シリーズで、どちらも萌え系のかわいい女の子が特徴的です。

 しかし「To LOVEる-とらぶる-」のさらに前には、伝説の抹殺者・トレイン=ハートネットを主人公にした『BLACK CAT』を連載していました。1話から人がどんどん撃たれるなどハードな世界観で、ネット上では「矢吹先生はイケメンもしっかり描けるのが神」「お色気じゃない頃の矢吹先生作品もかっこよくて好き」という声が多数見られます。

 同じく「週刊少年ジャンプ」でかつて『いちご100%』を描いていた河下水希先生も、幅広い作風を持つ漫画家のひとり。『いちご100%』はさまざまなヒロインが登場するラブコメだったのに対して、「桃栗みかん」名義で連載中の『群青にサイレン』は王道野球マンガです。

 メインはふたりの少年で、これまでに発売されたマンガの表紙を見てもかわいい女子の気配はほぼゼロ。とはいえ人間関係を細かく描写した同作も評価は高く、『いちご100%』に負けない人気を獲得しました。

 またお色気つながりで言うと、「週刊少年サンデー」で『マギ』を連載した大高忍先生も萌え系マンガを描いていたことがあります。

 大高先生の連載デビュー作『すもももももも ~地上最強のヨメ~』は、青年向け雑誌「ヤングガンガン」に掲載された作品。主人公にヒロインが名乗るシーンでいきなり「子を作りに参りましたっっ!!!」と言いだすなど、当時連載を読んでいた少年たちはドキドキしてしまったのではないでしょうか。

 ほかにも有名どころだと、『鉄人28号』と『魔法使いサリー』はどちらも横山光輝先生の作品。ちなみに横山先生は『三国志』なども描いており、扱うジャンルの広さに驚かされます。

(マグミクス編集部)