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少女漫画の「好きになれない男性キャラ」たち 身勝手はアウト、「いい人」すぎてもNG?

憧れのイケメンがたくさん登場する少女マンガには、「カッコよくても苦手……」と評価されてしまうキャラも多いようです。いかにも嫌われてしまいそうなワガママキャラや、一見、どうして苦手と感じるのか不思議な爽やか男子など……。ネット上で話題の「少女マンガの苦手な男性キャラ」とその理由をご紹介します。

『君に届け』の風早君は優しすぎて苦手!?

苦手という声が多い真鍋翔が表紙の『フルーツバスケット』19巻(白泉社)
苦手という声が多い真鍋翔が表紙の『フルーツバスケット』19巻(白泉社)

 少女マンガに欠かせないのが、魅力的な男性キャラの存在。しかし、言動やエピソードでの印象から、「このキャラクター、ちょっと苦手……」と感じてしまうこともあるようです。今回はネット上で話題になっている、「少女マンガの苦手な男性キャラ」についてご紹介します。

「苦手キャラ」の話題で多く名前があがるのが、『花より男子』の道明寺司です。学園内で絶対的な力を持つ道明寺は、当初は主人公のつくしをいじめていました。後に優しい性格に変わっていくのですが「ワガママな俺様キャラで嫌い」「酷いことをしたのに、あとからカッコよく振る舞われても……」と、いつまでも好きになれない人が多いようです。

 また『NANA-ナナ-』の遠藤章司についても苦手という声があがっていました。ヒロインのひとりである奈々とは恋人でしたが、奈々の性格に振り回されてつい浮気をしてしまいます。章司をかばう意見も多いのですが、「だからといって二股をかけるのはありえない」とスッキリしない人もいるのではないでしょうか。

 そのほか、悲しんでいるヒロインに追い打ちをかけるような発言をする、『フルーツバスケット』の真鍋翔も反感を買ってしまいがち。「ヒロインへのセリフが自分勝手で許せない」と、ネットで反感を買ってしまっています。また、『アオハライド』の馬渕洸に対しては、ヒロインへの想いをツンデレな態度で表現することから「優柔不断でイライラする」「気分で突き放したり、優しくしたりするのは微妙」と辛らつな意見が飛び交っていました。

 最後に『君に届け』の風早翔太をご紹介。誤解されがちな主人公の爽子に対して、風早は誠実な態度で接します。人気者でモテる風早が一途に爽子を想う姿は、憧れのシチュエーションともいえますが、「いい人すぎて何だか気持ちが悪い」と厳しい声も。イケメンなのに底抜けに優しいというパーフェクトな姿には、現実離れしていると感じてしまう人もいるのでしょう。

 少女マンガの男性キャラを「苦手だな……」と思ってしまう原因は、さまざまなようです。主人公に感情移入して、男性キャラに対して複雑な感情を抱いてしまうのも、作品のストーリーやキャラ設定がしっかりと作り込まれているからなのでしょう。

(マグミクス編集部)