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【漫画】家の至るところに排泄物 文鳥の飼い主あるある 見落としがちな意外なところにも?

文鳥との生活を楽しみながら数多くのイラストを描き、グッズやLINEスタンプなども制作しているこむぎさんが、文鳥のフンにまつわる4コマ作品を発表しました。部屋のなかでフンが「トラップ」になる様子が、クスリと笑えてほのぼの癒やされます。

ペットは生き物! 一緒に生活しているとハプニングも起きる

鳥の飼い主には共感されやすいフンの話(こむぎさん提供)
鳥の飼い主には共感されやすいフンの話(こむぎさん提供)

 当たり前のことですが、生きている動物は餌を食べて動き回ってフンをします。ペットを飼おうと考えるときには、単に「かわいい」だけではなく、動物は「生き物」であることを理解して、しっかりと向き合うことが必要です。

 こむぎさん(@komugi_chan55)が、『文鳥と暮らしていると至るところにトラップが』と題した4コママンガをTwitterで公開しました。この作品の題材は、ケージの外に出た文鳥が、飼い主の気付かないうちに部屋のなかでフンをすること。人間にとってはフンがまるで「罠」のようになることが、ほのぼのとしたタッチで描かれています。

 読者のなかには文鳥を飼っている人も多く「あるある」「分かります」「我が家も結構トラップ発動されてる」などの共感の声が寄せられました。また、「それもまたかわいい」といった鳥への深い愛情を感じさせるコメントばかりで、Twitter投稿には1000件を超える「いいね」がついています。

 作者のこむぎさんに、お話を聞きました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 手乗り文鳥は人が大好きです。ケージの外にいるときはいつも人のそばにいるため、近くにフンをされることが多く、うっかり気付かずに……ということが少なからずあります。特に椅子の背もたれは止まり木代わりになりやすいので、要注意な場所でもあります。鳥を飼っているかたには共感をいただけるのではと思い描きました。

ーー作品タイトルに「至るところ」とありますが、文鳥はフンをする頻度が高いのでしょうか?

 特に元気に飛び回っているときは、思った以上に頻繁に出るなと感じます。鳥は飛ぶために常に体を軽くしておく必要があるため頻度は多いようです。実は鳥のフンには尿に当たる物も含まれているのですが、重くなる水分をあまり含まない形で生成されるのは、これも体を軽く保つための工夫のようです。鳥類は哺乳類とは異なる進化をしているため、調べると意外な発見もあり大変面白いです。

ーーこれまでに、実際に文鳥がフンをした「意外な場所」があれば教えて下さい。

 文鳥がテレビの上に止まって寛いでいる姿をよく見かけ、かわいいなくらいに思っていました。しかし、その姿の写真をご覧になったかたが「テレビの裏は大丈夫ですか?」と心配して下さり、覗いてみたら案の定、テレビの排気口の近くにフンをされていて……。慌てて対策をしたのが比較的最近のことです。私が思い至らなかっただけなのですが、テレビの故障などにつながらなくてよかったです……。

「元気なだけで偉い!」と何をしても文鳥を褒め称える作品のひとコマ(こむぎさん提供)
「元気なだけで偉い!」と何をしても文鳥を褒め称える作品のひとコマ(こむぎさん提供)

ーーフンを始末するときに、こむぎさんがオススメの掃除方法はありますか?

 ケージの外で遊ばせているときは、フンはティッシュで取り、後でまとめてアルコールで拭く程度で、特に難しいことはありません。Twitterの相互フォロワーさんに教えていただいた「ボックスティッシュを箱ごと半分に切って、ハーフサイズのティッシュにして使う」という方法が気に入っています。文鳥のフンは小さいのでハーフサイズのティッシュは大きさが丁度良く、エコで気兼ねなく使えますし、箱もハーフサイズなのがかわいくて一石二鳥です。

ーー特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 頭にフンを付けたまま仕事に行って帰って来られたとか、カバンのなかにフンをされ財布とともに出てきたなど、似たようなハプニングを教えていただき面白かったです。「運が付いた」程度に楽しく話されるかたが多く、さすが慣れていらっしゃる様子で、そこに愛を感じますね(笑)。

ーー今回のマンガのほかに、最近の作品でご自身がお気に入りのものや、反響が大きかったものがあれば、ご紹介をお願いします。

 比較的に最近のもでは、文鳥が何をしてもつい褒めてしまうという内容の4コママンガです。「毎日鳥を褒めていると、人にも褒める言葉が自然に出るようになった」というコメントをいただき、普段の習慣から人にも優しくなれるというのが素敵だなと思いました。以前はイラスト形式で描いていたのですが、冊子としてまとめる際にレイアウトをしづらいため、試行錯誤しながら現在は4コマ形式のマンガに移行中です。

 文鳥の愛らしさや頭の良さをより多くのかたに知ってもらえればと思い、日々絵を描いてアップしています。文鳥の寿命はおよそ7年もしくは10年以上などとも言われており、大きさの割に大変長生きです。もしもこれからペットとしてお迎えを考えているかたがいらっしゃいましたら、飼育方法は年々アップデートされていますので、新しい情報を得たうえで終生お世話するつもりで素敵な文鳥との生活を始めていただけると、いち文鳥飼育者としてうれしく思います。

(マグミクス編集部)

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