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「激しいシーン」が黒塗りで放送された? 2012年7月スタートのアニメ3作品

今から10年前の2012年は、原作付きのアニメが大きなアレンジを受けることなく原作に忠実に作られるようになった初期の時代に当たります。どのような作品が話題となっていたのか、3つの作品を紹介します。

「2022年」世界初のVROMMOでデスゲームが始まる

●『ソードアート・オンライン』

アニメ『ソードアート・オンライン』キービジュアル (C)川原礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project
アニメ『ソードアート・オンライン』キービジュアル (C)川原礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

 アニメ『ソードアート・オンライン』は、川原礫先生が2002年からウェブサイトでオンライン掲載し、2009年からは電撃文庫で刊行され大人気を博した原作のアインクラッド編とフェアリィ・ダンス編をA-1 Picturesが忠実にアニメ化した作品です。全25話+特別番組1話。

 西暦2022年、世界初のVROMMO「ソードアート・オンライン(SAO)」の正式サービスが開始され、約10000人のユーザーが仮想空間での戦いと生活を謳歌していました。しかしSAOの開発者にしてゲームマスターの茅場晶彦の手によりユーザーはログアウト不可能となり、死亡した場合は現実のプレイヤー自身も本当に死亡するという状況に置かれてしまい、すべての物語はスタートします。

 主人公のキリトとヒロインのアスナをはじめとする魅力的なキャラクターが織り成す人間模様と生死を賭けた戦いの数々を描いた本作は、日本のみならず世界中で爆発的な大ヒットとなり、現在でも新作が続々と公開され続けています。

 また、本作の最大の特徴は、それまで原作作品をアニメ化する際には大きなアレンジが加えられるのが当たり前だった時代に、原作に忠実なアニメを作り上げた点にあります。『ソードアート・オンライン』の成功は、視聴者が原作の内容そのままのアニメを歓迎していることを知らしめ、その後、原作に忠実な形のアニメ化が多く行われるようになりました。アニメ制作におけるエポックメーキング的な作品として、『化物語』と並び『SAO』の存在は大きな意味を持っています。

●じょしらく

アニメ『じょしらく』キービジュアル (C)久米田康治・ヤス・講談社/女子落語協会
アニメ『じょしらく』キービジュアル (C)久米田康治・ヤス・講談社/女子落語協会

『じょしらく』は、『さよなら絶望先生』などの代表作で知られる久米田康治先生が原作、イラストレーター・漫画家のヤス先生が作画を担当し、「別冊少年マガジン」に連載された原作をアニメ化。全13話で、監督は同年10月スタートの『ガールズ&パンツァー』で一世を風靡する水島努氏です。

 作品名は「女子落語家」の略で、主人公たちは全員落語家という設定ですが、原作の久米田先生は落語に詳しくないため、楽屋での会話を中心としたトーク作品として構成されています。一見すると日常系作品のような雰囲気を持っていますが、久米田先生のギャグに見せかけて世相を鋭くえぐる作風は健在で、アニメ化の際にも可能な限り原作に忠実な形で、日本の世相や時事問題を風刺・パロディした描写をギリギリのラインまで入れ込んでいます。

 Aパートは基本的に原作を忠実にアニメ化した内容となっていますが、Bパートはアニメオリジナルの東京都内名所めぐりが展開されており、アニメならではの楽しみもきちんと用意されている良作です。

【画像】まだまだあるぞ! すでに懐かしい(?)2012年7月放送アニメ(6枚)

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