【漫画】バス停でおばさんたちと戦った結果 「凄くやるせない」「でも正しい」と反響
バス停で並んでいた女性の前にいた中年女性が、遅れてきた友達5人を列に割り込ませようとして……。自分はいいけれど後列の人たちに申し訳ないと、はっきり「いやです」と言った結果を描いたマンガが、「切ない」「心のなかではありがとうって言ってるはず」と、話題を呼んでいます。
他の人のためを思って注意したのに……
バス停で並んでいたときの出来事を描いたマンガ「バス停でオバサン6人と戦った結果」が、Instagramで21000以上の「いいね」を集め話題となっています。バス待ちの列に並んでいた女性。すると前に並んでいた女性の友人たちがやって来て、「ここに入れてくれない?」と言われ……という内容で、勇気ある行動の末の報われない結果も含めて、「正しい!!」「めっちゃやるせない」「心の中でありがとうと言ってます」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、会社員のノンノさんです。日々の出来事をマンガにしてInstagramや、ブログ「生まれた時から反抗期」で発表しています。ノンノさんにお話を聞きました。
ーーマンガを描き始めたのは、いつごろからでしょうか?
マンガを描き始めたのは2021年の5月頃からです。はじめは文章だけでしたが「マンガにしたらもっと伝わりやすくなるかな?」と思い、描いてみることにしました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
私にとってはあまりいい出来事ではなかったのですが、最後の「誰も見てなかった」というオチで面白い出来事に変わり、マンガにしようと思いました。
ーー誰も見ていなかったと分かったときはどのような心境でしたか?
「誰も求めていない正義感を出してしまった……」と恥ずかしくなりました。おばさんたちともめていたのは1分もなかったと思います。私は「ちゃんと列に並んで下さい」と2回言っただけで、おばさんたちの暴言を聞いている時間の方が長かったです。
ーーこの後、おばさんたちはどうしたのでしょうか?
納得がいかないようで文句を言いながら、渋々みんなで最後尾に並んでいました。私の前にいた方もみんなと一緒に並び直していました。
ーーおばさんたちは、バスのなかではどのような様子でしたか?
その後、おばさんたちを見ることはなかったです。私の後ろに15人は並んでおり、運行本数も多かったので、もしかしたら次のバスに乗ったのかもしれません。
ーー普段、割り込みをしようとしている人がいた場合は注意しますか?
私が最後尾で、その前に入られたのなら何も言いません。私の後ろにも人が並んでいる場合は、ちゃんと並んで下さいと言います。それ以外でも、人数制限や個数制限のある列だったら言うかもしれません。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「後ろに並んでいた人たちはきっと気付いていますよ」「心の中ではありがとうと思っているはず!」という声が多かったです。「自分だったら言い返せずに入れてしまうので、嫌ですと言えるのは素晴らしい」という声もいただきました。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
これからも「楽しいマンガ」をモットーに、読んで下さった方が少しでも笑えて、ハッピーになれるようなマンガを発表していきたいです!
(マグミクス編集部)