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続編が生きる希望・アニメ3選 「放送決定、本当にありがとうございます」

毎週楽しみにしていたアニメが終わってしまうと、さみしくなると同時に「これから何を楽しみに生きれば……」と悲しくなる方もいるでしょう。しかし、好きだった作品であればあるほど、続編の制作が発表されたときの喜びはひとしおです。この記事では、視聴者に生きる希望を与えてくれる待望の続編を、3作品ご紹介します。

また会える! わくわくが止まらないアニメ続編

TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』キービジュアル第1弾 (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ
TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』キービジュアル第1弾 (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

 2022年10月より、『BLEACH 千年血戦篇』の放送がスタートします。『BLEACH』は約8年間も放送された人気作品でありながら、制作の都合上、続編が作られてきませんでした。第1期の放送終了から約10年後の現在、続編が放送されることに感動を覚えた方もいるのではないでしょうか。この記事では、『BLEACH 千年血戦篇』のように視聴者に生きる希望をくれる、続編が決まったアニメを3作品ご紹介します。SNSでも「早く始まらないかなあ……待ち遠しい」「放送決定、本当にありがとうございます」と評判です。

●『この素晴らしい世界に祝福を!』3期・スピンオフ決定

『この素晴らしい世界に祝福を!3』制作決定ビジュアル (C)2022 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
『この素晴らしい世界に祝福を!3』制作決定ビジュアル (C)2022 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会

 田舎でひきこもっているゲーマー男子・カズマ(CV:福島潤)は、新作ゲームを買うために久しぶりに外出。しかし、車にひかれそうになった女の子をかばい、いきなり死亡してしまいます。目を覚ますと女神を名乗る少女・アクア(CV:雨宮天)の前にいたカズマは、異世界転生をすすめられます。

「何かひとつだけ好きなものを持っていける」と言われ悩むカズマですが、アクアに散々バカにされた腹いせも兼ね、アクア自体を持っていくことに。「せいぜい俺を楽させてくれよ!」と悪い笑みを浮かべるカズマでしたが、アクアは初期装備も与えてくれない「駄女神(だめがみ)」で――?

『この素晴らしい世界に祝福を!』は、同名ライトノベル(著: 暁なつめ、イラスト:三嶋くろね/KADOKAWA)を原作としたアニメです。原作は、2021年11月時点でシリーズ累計発行部数1000万部を突破した大ヒット作品。本作は、続編となる第3期と、スピンオフ作品となる『この素晴らしい世界に爆焔を!』の放送が決定しています。

 第2期が2017年に放送終了となり、約5年越しの2022年に第3期の放送が発表された本シリーズ。明るくテンポの良い展開と、個性豊かなキャラクターたちが人気を集めました。第3期の公式HPには、制作陣からのお祝いコメントやイラストが寄せられています。

 なお、『この素晴らしい世界に爆焔を!』は、中二病をわずらう天才魔法使い・めぐみん(CV:高橋李依)を主人公とした作品です。得意の爆裂魔法はどこで炸裂するのか、おなじみの長い詠唱はまだまだ長いままなのかなど、第3期同様に期待が高まります。放送済みのタイトルは、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『ゴブリンスレイヤー』2期決定・制作中

『ゴブリンスレイヤーII』ティザービジュアル (C)蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー2製作委員会
『ゴブリンスレイヤーII』ティザービジュアル (C)蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー2製作委員会

 とあるギルドには、ゴブリン討伐だけで実質最上位の「銀等級」までのぼりつめた「ゴブリンスレイヤー(CV:梅原裕一郎)」がいると言われていました。ゴブリンはモンスターのなかでも最弱と言われていますが、駆け出しの「白磁等級」の冒険者たちにとっては、少々荷が重い存在です。

 しかし、冒険者になったばかりの女神官(CV:小倉唯)は、新米冒険者たちに誘われてゴブリン退治に出かけてしまいます。洞窟を意気揚々と進むものの、罠にはまり絶体絶命のピンチにおちいる一行。そこに現れたのは、うわさの「ゴブリンスレイヤー」で――?

『ゴブリンスレイヤー』は、同名ライトノベル(著:蝸牛くも、イラスト:神奈月昇/SBクリエイティブ)を原作としたアニメです。「ザコキャラ」と思われがちなゴブリンの恐ろしさや残酷さと、ゴブリンだけを退治する「ゴブリンスレイヤー」の活躍を描いています。本作は、続編となる第2期の制作が決定しています。

 第1期は、大きな戦いを終え、ゴブリンスレイヤーがその素顔を皆に披露したところで終わっています(視聴者には素顔は見えませんでした)。最終話の最後のシーン「Goblin Slayer will return」の通り、第2期が制作中となっています。

 原作者・蝸牛くもさんのコメントによると、第2期は「ゴブリンが出たのでゴブリンスレイヤーがゴブリン退治をする話になるかと思います」とのこと。相変わらず目的のぶれないゴブリンスレイヤーの雄姿が、第2期でも拝めそうです。第1期ラストで少しだけ描かれた素顔が、第2期で明らかになるのかにも注目です。第1期は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『幼女戦記』2期決定・放送時期未定

『幼女戦記II』ティザービジュアル (C) カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記2製作委員会
『幼女戦記II』ティザービジュアル (C) カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記2製作委員会

「それは、幼女の皮をかぶった、化物――」。時は、統一暦1923年の6月。金髪の幼女、ターニャ・デグレチャフ(CV:悠木碧)は、帝国軍の士官学校を卒業すべく、航空魔導士としての研修に参加していました。しかし、状況は一変。帝国と協商連合は、戦争状態に突入したのです。

 観測任務を与えられたターニャは、単独小隊で敵の魔導師中隊と交戦することに。逃げれば死罪、味方がくるまで持ちこたえるのも絶望的。そんな状況下にありながら、上層部にその働きをアピールしようと考えたターニャは、ひとり敵中隊に突っ込んでいき――?

『幼女戦記』は、同名ライトノベル(著:カルロ・ゼン、イラスト:篠月しのぶ/KADOKAWA)を原作としたアニメです。ターニャは幼女の姿をしていながら、実は中身は現代の人事部所属のサラリーマン。リストラのはらいせに駅のホームに突き落とされて死亡し、「神」を名乗る「存在X」によって戦時中に女の子として転生させられたのです。魔導士としての高い適性と、自分を過酷な状況に陥れた「存在X」への報復として安定した将来への強い希望を持っており、前世の知識も駆使し、どんどん出世していきます。

 第1期の終盤では、帝国ではなく合衆国において、ターニャと同じ特別な瞳を持つ少女が、義勇派兵部隊に志願。一方、ターニャはあまりにも不利と思われる戦線に投入されつつも、自らの率いる203大隊を、見事な演説で鼓舞。「では戦友諸君、戦争の時間だ!」という、ターニャのひと言で締めくくられました。

 合衆国の少女、メアリ・スー(CV:戸松遥)との激闘は『劇場版 幼女戦記』で描かれました。その後、ターニャは無事戦争を切り抜け、安全な後方地帯で余生を送ることができるのか。迫力満点の悠木さんの演技とあわせて、放送開始が楽しみな作品です。放送済みのタイトルは、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

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 過去シーズンで人気を博した作品が、次々に続編を制作している昨今。いずれも放送時期は未定ですが、鮮明な記憶とともに続編を味わうためにも、ぜひ今のうちに復習しておくことをおすすめします。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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