【シャーマンキング30周年への情熱(72)】『THE SUPER STAR』テンプラ騎士団の狙いと運命を「元ネタ」から予想する
今月発売の少年マガジンエッジ9月号ではテンプラ騎士団と麻倉花の激突が描かれています。このテンプラ騎士団とはどういう存在なのでしょうか? ヤービス勢力との関係をモチーフから紐解いてみます。
「神々の代理戦争」仲間集めの物語が大きく動き始める

発売されたばかりの少年マガジンエッジ2022年9月号に掲載された『SHAMAN KING THE SUPER STAR』最新話は、密度の濃い驚きの内容でした。
ひとつ目は、テンプラ騎士団のオーバーソウルが判明したこと、ふたつ目は、麻倉花が「フラワー・オブ・メイズ」(歴代シャーマンキング同士の代理戦争)で望む報酬の内容が明らかになったこと、3つめは「ミスターグリーン」と名乗る男の正体が判明したことです。これまでも各話にいろいろな仕掛けがありましたが、特に今回は特に盛りだくさんだと思います。
さて本作は、タイトルが示すように、TVアニメでも放映され『SHAMAN KING』に登場したキャラクター……だけでなく、武井先生が描いた他作品の世界観も融合し、そこで活躍したキャラクター達が登場する、いわゆるアメコミで有名なマーベル・コミックの「アベンジャーズ」のような作品です。14年後を舞台にしているので多くのキャラクターは歳を取っており、さまざまな人生を歩んでいます。ですから本作に誰がどういう形で登場するのかが読めず、ひとつの楽しみとなっているのですが、「フラワー・オブ・メイズ」を行うためのチーム分けでは、当時の仲間が必ずしもハオのチームとして集まるわけではなく、むしろ敵対するかのような者もいて、いつも緊張感が漂っています。まさに今回もそのような場面があり、早くも続きが気になるところです。
ではここからは、前回から花の前に立ちはだかり、やっと詳細が描かれ始めたテンプラ騎士団について考察してみます。
モチーフになっているのは、もちろん「テンプル騎士団」です。実在した組織ですが、さまざまな都市伝説がついて回っているミステリアスな存在でもあり、いろいろな作品にも登場しているので名前ぐらいは皆さんも聞いたことがあると思います。そんな彼らを紐解いてみると、テンプラ騎士団がヤービス勢力についている理由の一端が見えてくるような気がします。筆者の解釈では、そのキーワードは「お金」ではないかと思います。「戦う修道士」であるはずの彼らが「お金」とはどういうことでしょうか?





