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シンが拳銃を… 海外で実写化された懐かしの「逆に味わい深い映画」3選

GOKUが高校に通っている?

実写版『DRAGONBALL EVOLUTION』DVD(20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)
実写版『DRAGONBALL EVOLUTION』DVD(20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)

●『DRAGONBALL EVOLUTION』(2009年)

 世界的大ヒット作『ドラゴンボール』は、当然ハリウッドも大きく注目している作品で、2002年に20世紀フォックスが映画化権を買い取って企画が進んでいました。しかし、製作費1億ドル超の予定でしたが、約4500万ドル程度の規模になり、原作者・鳥山明先生やプロデューサーを務めたチャウ・シンチー(『少林サッカー』『カンフーハッスル』)の意見もほとんど反映されないなどのゴタゴタもあり、完成した作品は『ドラゴンボール』とはだいぶ違うものとなっています。

 GOKU(悟空)が普通にアメリカンハイスクールに通っている設定(チチは彼が想いを寄せる同じクラスのマドンナ)だったり、ピッコロ大魔王の触手がだいぶ短かったり、ヤムチャは登場するのにクリリンは出てこなかったり、チョウ・ユンファ演じる亀仙人が髪の毛フサフサのナイスミドルだったり、神龍が西洋風のずんぐりドラゴンだったり……。

 映画館に見に行って驚かれた方も多いのではないでしょうか。「かめはめ波」や「魔封波」も出てくるのですが、怪我をしたGOKUに亀仙人が「かめはめ波」を放つとGOKUが回復したり、上空に向けてかめはめ波を放ったGOKUがなぜか体も一緒に飛んでいったり(原理不明)と、謎の場面も描かれています。最後はピッコロ大魔王が実は生きていた……という幕引きで続編をにおわせていましたが、製作費4500万ドルに対し、5500万ドルほどしか回収できず、その後続編は作られていません。

 日本でのDVD発売時にはCMで「悟空にシッポが生えてない!!」「亀仙人が甲羅をしょってない!!」「違いを楽しもう」と、開き直りに近い宣伝が行われました。酷評もありますが、「設定の違いを笑いながら観るという楽しみ方ならあり」「ブルマ(演:エミー・ロッサム)は原作よりかわいいかも」「85分しかないしテンポもよくて見やすいは見やすい」などの声もあり、話のタネとして一度は見るべき作品として語り継がれています。

 今後も海外で『ONE PIECE』や『ワンパンマン』、『聖闘士星矢』が実写化予定です。「原作と違うのはもはや当たり前」くらいのおおらかな姿勢でいれば、どんな作品が出来上がっても楽しめるかも知れませんね。

(マグミクス編集部)

【画像】違うけど楽しい!海外実写作品の数々(8枚)

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