『ダイの大冒険』「倒したと思ったのに…」変身して真の力を解放した強敵たち
ついに明らかになる物語最大の謎だったバーンの真の姿。ゲーム『ドラクエ』でもパワーアップ変身で連戦となる敵キャラは多くいました。そんな変身する敵キャラたちを振り返りましょう。
まるで本家のゲームを思い起こすラスボスの変身劇
本日放送の『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』第91話「バーンの真実」で、ついに本当の姿を現した真・大魔王バーン。これまでにない強敵の登場に、最終決戦も大詰めに向かっている予感をひしひしと感じた人も多いことでしょう。
※本作はすでにマンガ原作は完結していますが、TVアニメで初めて視聴する方のため、TVアニメで放送された部分だけで記事にしています。
アバンによってあばかれたミストバーンの正体。それはおどろくべきことに「凍れる時間(とき)の秘法」で封印されたバーンの若いころの肉体を、ミストという魔界のモンスターが動かしていた姿だったのです。
そして、あれだけポップたちを苦しめたこのバーンの若き肉体に、これまでダイを追い詰めていた老獪なバーンの頭脳が加わることで、本来の力をフルに発揮できる真・大魔王バーンとなりました。その強さは単純な足し算以上なものになることでしょう。まさに最終決戦に相応しいラスボスの登場というわけです。
本来のゲーム『ドラゴンクエスト』で言えば、ラスボスをどうにか倒してエンディングと思ったら、長いシナリオセリフの後に復活して強力なラスボスが現れるようなものでしょう。そう考えると、ゲームではおなじみの展開なのかもしれません。
この大魔王バーンとミストバーンの関係は、原作マンガ連載当時も盛り上がっていました。本作最大の謎であった部分が解明されたわけですから、連載当時の筆者もこの場面には関心と同時にこれからの展開に興奮したところです。
思えば、これまでの戦いでも勝負の決着がついたかに思った後に、ふたたび新たに戦闘が始まる展開が何度かありました。戦いというものは、攻防の接戦が続くシーソーゲームが一番盛り上がるものです。特に『ダイの大冒険』では、こういった展開も盛り上げるために戦いの途中で姿を変える、いわゆる変身してパワーアップする敵が何人かいました。
そこで、これまで戦いのなかで姿を変えていった敵を振り返ってみましょう。