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【漫画】いじめられっ子が自殺しようとしたら「ちょっとそこどいて」 ラスト一コマに感動

いじめられっ子が死のうとしている真っ最中に「ちょっとそこどいて」と声をかけてきた女性が……。『変わりものの彼女ともう少しだけ付き合う話』の作者・矢村いちさんにお話を聞きました。

もう少しだけボディーガードを

変わり者の彼女(矢村いちさん提供)
変わり者の彼女(矢村いちさん提供)

 いじめを苦に首吊り自殺をしようとしている真っ最中に、突然女性がやってきて「ちょっとそこどいてほしい」と言い出します。少し変わっている彼女に自殺の理由を話すと、死ぬ前にちょっとしたボディーガードを頼まれて……。

 矢村いちさん(@yamuraichi)による創作マンガ『変わりものの彼女ともう少しだけ付き合う話』がTwitter上で公開されました。2019年に一度掲載されている作品で、今回の投稿にもいいね数が2.6万を超えています。読者からは「尊すぎる」「最高なお話」「なつかしい!」という声があがっていました。

 作者の矢村いちさんにお話を聞きました。

ーー『変わりものの彼女ともう少しだけ付き合う話』のお話はどのようにして生まれましたか?

 3年ほど前に描いた作品なので少し記憶が曖昧ですが、「廃墟などを撮るのが趣味の女性」と「いじめられている弱気な男子高校生」のそれぞれのキャラ設定があって、この2人が出会ったらどんな話になるか? と考えて生まれました。

ーー数年前に投稿されていた『変わりものの彼女ともう少しだけ付き合う話』が再び投稿されて「なつかしい」と喜びの声があがっていました。再掲載するに至った経緯や、当時のエピソードがあれば教えてください。

 データフォルダを整理していて目に入り、懐かしいなと思ったので投稿しました。当時は、絵柄がもっと違う方がいいと編集さんに言われ、色々模索していた時期でした。編集さんに「変わりものの彼女ともう少しだけ付き合う話」の絵柄いいんじゃない? と言われたのが、今の絵柄になるキッカケになったので記憶に残っている作品です。

著:矢村いち『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』第8巻(秋田書店)
著:矢村いち『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』第8巻(秋田書店)

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 長文な感想、端的で率直な感想、画像などでの感想など、どの感想もとてもありがたいです。かなり前の作品にも関わらず、おぼえてくれた人が結構いてうれしかったです。

ーー「週刊少年チャンピオン」にて連載中の『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』第8巻が好評発売中です。第8巻のあらすじや見どころを教えてください。

 失声症で声がだせない少女・真白さんと心の声がきこえる少女・心崎さんの日常の物語の第8巻です。心の声がきこえることを確信はなくとも真白さんが察する巻です。察した真白さんの決断が8巻での見どころのひとつかなと思います。

ーーご活動内容や、今後の活動のご予定などについて教えて下さい。

 現在は、『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』を連載中です。担当さんが読み切りネームや別作品連載ネーム挑戦して描かない? と、時折提案してくれますが、ひとまず連載原稿を落とさないよう生きていきたいです。余裕ができたらそういうことに挑戦していけたらなと思います。

(マグミクス編集部)

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