今からでも間に合う? 夏の自由研究に「エコキューブラジオ」 Bluetooth搭載で意外に多機能
かつて夏休みの自由研究で、ラジオを組み立てたことのある方も多いのではないでしょうか。はるか昔、夏休みにラジオを組み立てたことを思い出した筆者は、最近評判となっている「エコキューブラジオ」を取り寄せて実際に組み立ててみることにしました。しかし、久しぶりに使うはんだごてに一時苦戦も……。
むかし「鉱石ラジオ」を組み立てた記憶も
夏休みの自由研究で何をするのか、筆者は子供のころにずいぶん困った記憶があります。今は少し大きめの店に行けば「自由研究キット」と銘うったさまざまな商品が並べられていますが、40年くらい前は、似たようなものはあったものの今ほど種類は多くありませんでした。
ただ、当時も「自由研究ガイド」という本はあって、子供向け雑誌でも自由研究の特集をしていました。最終的にはそれらの本に書かれていたことをやっていたように思えます。そのうちのひとつが「ラジオの組み立て」でした。
現代のようにいつでも好きな時に好きな音楽や映像を楽しめる時代からは想像もつかないかもしれませんが、当時の子供にとって「音が鳴る機械」を個人で所有できること自体、そうそうありません。もし自分でラジオを組み立てれば、自由に音楽を聞ける機械が手に入るかもしれない。
そんな欲にかられて筆者も一度は手を出してみたものの、やれ真空管だ、やれコイルだ、やれダイオードだの、知らない単語が次々と出てきて、最終的にはあきらめてしまったのです。そもそも必要な部品のなかには、筆者が住んでいた田舎では手に入らないものがあったというのも、大きな理由でした。
あれからずいぶん時が経ち、最近では昔懐かしい「鉱石ラジオ」をはじめとした便利な工作キットが販売されていることを知りました。興味がわいてさらに調べたところ、「エコキューブ」という、組み立て式ラジオの評判が非常に高いのです。
果たしてどんなものなのか、早速取り寄せてみようと思いましたがメーカーでもあいにく欠品していたようで、なかなか手に入りません。あの手この手で探し回り、えらく苦労しましたがどうにか見つけることができました。
今回入手したのは「エコキューブラジオ4 Bluetooth」。東京都の山崎教育システムさんが中学校・高等学校向けの組み立て教材として販売しているもので、時計やラジオ機能に加えてLEDライト、USB端子、スマートフォンへの充電能力も備えた多機能な製品です。