40代コロコロ中年、「ホットショット」で走り込みをする! 大人のRCカーライフ(25)
RCカーのレースを目前に控え、走り込みに来た筆者。夏の厚さをしのぎながらラップタイムを計り、コース取りを考えながら練習を重ね、さらに少しずつマシンに手を加えていきますが、なかなか上手くはいかないようです。
レースに備え、コース取りの確認
多忙な日々を送る現代人にとって、心のオアシスは絶対に必要です。
筆者にとって、千葉県冨里市の「新北総サーキット」で愛機のホットショットやグラスホッパーと戯れる時間がそうなりつつあります。虫の声を聞きながら大型扇風機に吹かれ、冷たい麦茶やコーヒーを味わいながらマシンをいじるのは至福の時間です。願わくば、もう少し気温が下がるといいのですが。秋が待ち遠しい。
さて、夏の盛りのある日、筆者はいつものようにコースを訪れました。実は間もなくレースが開催されるので、その練習のためです。以前にレースに参加したときは4WDとグラスホッパーのレースに参加して両方とも最下位だったため、次こそはもう少しマシな成績を残したいと、心の奥に眠っている少年時代の自分がささやくのです。
カスタマイズが足りない、練習が足りない、年季が違う……勝てない理由はいくらでも思いつきますが、言い訳ばかりして「負け」を当たり前のように受け入れるようになったら、人間あんまり良くありません。時間がなかろうが体力が落ちようが年を取ろうが、やるからにはちょっとでも上を目指し続けたいものです。
ただ、最近はせっかく時間をひねり出してコースに出かけても、雨に祟られることが多く、なかなか走行ができません。今回はなんとか天気予報で「晴れ」の日にスケジュールを確保できたので、できるだけ多く練習したいと思っていますが、無理をするとおそらく熱中症になるので水分ミネラルの補給も欠かせません。小刻みに休憩をはさみつつ、2本のリポバッテリーを交互に充電しながら、連続走行でなんとか少しでも腕を上げようと試行錯誤を繰り返す練習となりました。
この日、まず取りかかったのはコース取りの確認。レースでは最短ルートを互いに奪い合う形になりますが、前回の自分はタイヤを新品に交換したばかりでマシンの挙動そのものが変化してしまっていたため、自分のマシンの最短ルートが何なのかを把握できていなかったのです。さまざまなルートを模索しながら実際に走らせ、一番距離が短くなるコースを確認しながら、ひたすら練習を重ねます。