80年代に大ブーム「SDガンダム」の想い出 ガシャポンがどこにも売ってなくて涙…
2022年はカプセルトイ「ガシャポン」が45周年で、毎年8月8日が「ガシャポンの日」に制定されました。筆者にとってのガシャポンは、大ブームを巻き起こした「ガンけし」をはじめとする「SDガンダム」。その沼に深く浸かった思い出を紹介します。
1985年―ガシャポンで「SDガンダム」が登場!

1985年、ガシャポンで最初の「SD(スーパー・ディフォルメ)ガンダム」が登場しました。当時の筆者はまだ小学生に入った直後で、「SDガンダム」も、アニメ『機動戦士ガンダム』のことも知らない状態です。
筆者が「ガンダム」を初めて知ったのはガシャポン発売から1~2年後のこと、平日朝に放送されていたアニメの再放送を見たのがきっかけでした。『機動戦士ガンダム』の物語は小学校低学年だった筆者にはよく理解できませんでしたが、モビルスーツ同士が戦うシーンのカッコよさには惹かれ、お小遣いがある程度たまるたびにガシャポンを回していました。
低確率で「限定版」と銘打たれたダイキャスト製のモデルが出てくることがあり、当たったときは大喜びしたものです。ただ、武者Zガンダムの限定版は他の限定版に比べて妙に軽かった記憶があるのですが、今思うとあれはパチモノか何かだったのでしょうか…。昔のこと過ぎて、真相は闇のなかです。
●1987年―「BB戦士」でガンプラデビュー!
「ガンダム」を語るうえで忘れてはならないのが、今日も「ガンプラ」の愛称で親しまれ続けるプラモデルシリーズの大ヒットです。当時の「ガンプラ」は、ニッパーで切り取ったパーツ同士を接着剤でくっつける作り方が普通で、不器用な筆者には、これもまた難し過ぎるものでした。
そんな時に登場したのが、接着剤を必要とせず、パーツ数も少ないSDガンダムのプラモデル「BB戦士」シリーズです。当初はバズーカなどからBB弾を打ち出すギミックがあったため、このような名称になりました。見た目もかわいらしく価格も手ごろで手に取りやすいので、当時はよくプラモ屋に通いました。
本当に初期のシリーズは「ガンダマン」や「ザックン」など、実際の機体名と異なる名称だったのが、幼心にも印象的でした。もしかしたら、当初は「ガンダムをモチーフにしたシリーズ」というような位置付けだったのでしょうか。