【漫画】先輩にからまれている最中、男子が通りがかるが「話合わせろや!」 結末は「最高!」
まっすぐな性格ゆえに先輩に目を着けられてしまった梓。場を収めるために兄を呼び出すと、兄友もやってきて……。タイプの違う4人の幼なじみの胸が高鳴るストーリーが話題を集めています。この記事では、そのうちの『恋愛対象になられへんはずの2人』について作者の千景さんにお話を聞きました。
イケメン男子が次々に通りがかるが?

「調子に乗っている」と、先輩たちにからまれてしまった梓ですが、負けじと正論を言い放ち、先輩たちを言い負かします。しかし、翌日に再び先輩にからまれてしまい……。
千景さん(@chikagetover)による創作マンガ『恋愛対象になられへんはずの2人』がTwitter上で公開されました。幼なじみ組のテンポの良いやり取りや梓の素直すぎる態度が話題を呼んでいます。いいね数が4.9万を超え、読者からは「青春感に癒やされた」「多幸感で死にました」「ふたりの今後が気になる……」という声があがっていました。
作者の千景さんにお話を聞きました。
ーー『恋愛対象になられへんはずの2人』のお話が生まれたきっかけを教えてください。
私が創作している幼なじみの男の子たちのエピソードのひとつなのですが、4人のうちのひとり、今回のメインである男の子・誉(ほまれ)のかっこいいところを見せる作品を作りたいなと思ったことがきっかけです。まだ登場していない泉の妹も紹介がてら登場させて、彼女に動いてもらいながら誉の男らしさを引き出してもらおうと考えながら作っていきました。
ーー登場人物が関西弁という点でも話題の『恋愛対象になられへんはずの2人』ですが、この作品を描くうえで気を付けた点や工夫した点はありますか?
彼らが使う関西弁については、必要な情報を伝えつつ、普段自分が使っている喋り言葉で自然な感じを目指しています。何度もセリフを口に出してみて、リズムが口になじむか確認しています。「なんか」をセリフのどこに入れるか、などでめちゃくちゃ悩んだりします(笑)。
ストーリーについては、今回の作品に限らず全部そうですが、登場人物たちが主張したいことをなるべく否定も肯定もせず、それぞれの考えのもとで動きながら、互いに影響し合い、彼らなりの関係を築いている、といった展開になるように気を遣っています。その関係性を、読んでくださる方に伝わるように言葉を選ばなくちゃいけないと思っているので、登場人物たちが話すセリフの内容はいつもすごく悩んで、時間がかかります。

ーー甘酸っぱい青春に「癒やされた」というコメントもあがっていた本作。青春にちなんで千景さんがやってみたかった青春なこと、または今思い返して「青春だったな」と感じたエピソードがあれば教えてください。
私自身はかなり灰色な人生で、青春と感じられる思い出があまりありません(笑)。でも、その寂しさの反動による青春への憧れは強く持っているので、その憧れからこの幼なじみシリーズが生まれたんだと思います。彼らが送ってくれる青春が、今の私にとっての青春になっています。
ーー多くの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
みなさんとても優しくて、うれしいメッセージばかりでとても感激しています。全部ありがたいですが、誉のかっこよさを表現したかった作品なので、誉をほめてくれてることや、好きになったというメッセージを見るとめちゃくちゃニヤニヤしてしまいます。
ーーTwitterで精力的にマンガを公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか?
私の頭の中だけで動いている人物たちを、なんとか目に見える形にしてあげたいという欲求が原動力だと思います。形になったものを見て楽しんでくださる方がいると、それもまた強いモチベーションになります。これからも形にしていく活動を頑張りたいと思います!
●千景さん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)