意を決して「詰みガンプラ」に手を出したら 小さな希望と意欲が湧いてきた
子供のころはガンプラを買ってもらったら、大急ぎで作っていたものです。しかし大人になってからは買っても組み立てる時間が取れず、気づけばガンプラの箱が詰み上がっている人も多いのではないでしょうか。筆者もまさにそのひとり。意を決してガンプラ作りに取り掛かりると、ある希望が見えてきて……?
「いつか作ろう」と積み上がっていき…
『機動戦士ガンダム』シリーズのプラモデル、通称「ガンプラ」を見かけたら、つい買ってしまう方は多いでしょう。筆者も初代『機動戦士ガンダム』から連なる宇宙世紀シリーズのモビルスーツが大好きで、「いつか作ろう……いつか作ろう……」と思いながらチマチマと買い続けていました。
特にここ数年はガンプラの転売問題が顕在化したこともあり、たまに棚にあるのを見つけた時には「転売屋に買われるくらいなら自分が買う」という気持ちになってしまい、気づけばけっこうな数がたまってしまいました。
いつか作ろう……そんな気持ちのままではガンプラが積み上がる一方です。というわけで今回、思い切って1機組んでみることにしました。さて何を組もうかと思案した結果、選んだのは「1/200 RX-78F00ガンダム」。動く巨大ガンダムを展示する「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」に入場者特典としてプレゼントされたモデルです。なぜこれにしたのかというと、組み立てが簡単そうだったのと、箱ではなくビニールパッケージのモデルなので詰みにくく、何かの拍子に壊してしまうかもしれないからです。
というわけで、やると決めたら一気に動きます。工具としてニッパーとデザインナイフ、各種ヤスリ、キムワイプを用意してからパッケージを開け、組み立てマニュアルとランナーを取り出します。ランナーは1枚のみですが、白・青・赤・黄色の4色で構成されているので色の境目を確認したところ、別々に作られた小さなランナーを組み合わせて1枚に構成していることがわかりました。
パーツ数は全部で32。近年のモデルとしては非常に少ないため、ごく短時間で組めそうです。いざ作業を始めると、各パーツの組み合わせも簡単で、気持ちよく「パチン パチン」とはめ込むことができました。どこから作るのかは自由に決められますが、筆者はまず頭から手を付けて、次に胴体、両脚、両腕の順番で組み上げることに決めました。