ゾロ役にも期待高まる新田真剣佑が演じた実写化キャラ 執念の復讐者が似合う?
『ONE PIECE』や『聖闘士星矢』の海外実写化作品に出演することが発表され、話題となった新田真剣佑さんは、他にも多くの作品でマンガ原作キャラを演じています。役に対するこだわりが強く、出演作品の影響で改名したほどの俳優さんです。今回は、新田さんが過去に演じた実写化キャラについて紹介します。
新田真剣佑さんのマンガ原作キャラへの想いとこだわり
故・千葉真一さんの名優のDNAを受け継ぎ、数々の作品に出演してきた新田真剣佑さん(以下、真剣佑さん)は、マンガの実写化キャラを演じる機会の多い俳優のひとりでもあります。ハリウッド進出も果たし、最近ではNetflixドラマ版『ONE PIECE』のロロノア・ゾロ役やソニー制作の映画『聖闘士星矢』で主演の星矢役に抜擢され、話題となりました。待機作も多いなか、今回はこれまでに真剣佑さんが演じてきた多数の実写化キャラについて振り返ります。
2014年から日本での芸能活動を本格的に始めた真剣佑さんの知名度を一気に高めたのが、2016年に広瀬すずさん主演で実写化された『ちはやふる』です。作中で真剣佑さんは千早と太一の幼なじみにして、彼女らを競技かるたの世界へ引き込んだ天才少年・綿谷新役を演じました。オーディションで新役に選ばれた真剣佑さんは、同作への思い入れがかなり強かったようで、当時の取材に対して「自分のなかで芝居を志すきっかけになった大きな作品です」と話すほど。静かなたたずまいながら確かな才覚と闘志を表現し、さらにもともとの高い身体能力と猛練習で競技かるたの若き達人を熱演しています。
ちなみに、映画公開当時は真剣佑という名前で活動していましたが、その後の2017年に『ちはやふる』への思い入れゆえに、演じた新から名前をもらいたいと原作者の末次由紀先生から正式に許可を得て、芸名を新田真剣佑と改名しています。ちなみに「真剣佑」という名前は「真実の剣を持って人の右に出る」という意味を込めて、千葉真一さんが命名しました。
その他、真剣佑さんの実写キャ代表作といえば、再現度で話題を呼んだ『るろうに剣心 最終章 The Final』の雪代縁です。不敵な存在感を放ち、剣心に恨みを抱く最凶の敵を見事に演じきりました。ネット上でも「真剣佑が本領発揮で覚醒した感があった」「アクション凄かった!! 観る価値有り!」「目つきまで原作通り」と好評。特に主演の佐藤健さんとのクライマックスのアクションシーンは、大きな反響を呼びました。
22年公開の『鋼の錬金術師 完結編』シリーズでは、こちらも復讐に燃えるイシュヴァールの武僧・スカー役を熱演。スカーの象徴的な顔の傷のメイクは、毎日2時間ほど時間がかかっていたようです。Twitterでは原作ファンから「怖さのなかにある優しそうな雰囲気がスカー役にぴったり!」「真剣佑スカーは原作より好き」と絶賛を浴びました。インタビューで真剣佑さんは「特殊メイクの時間も役を作る上で大切な時間だった」と振り返っています。
その他にも、イケメンぶりを封印して武骨さ全開で演じた『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の虹村億泰役や、弓道のフォームの美しさにも注目の『ブレイブ -群青戦記-』の西野蒼役など、真剣佑さんは多くの実写作品に出演しています。演技力だけでなく、幼少期からの極真会空手で培った身体能力にも毎回驚かされる真剣佑さん。『ONE PIECE』や『聖闘士星矢』だけでなく、今後どんな役を演じてくれるのか、期待が高まります。
(マグミクス編集部)