【漫画】「オバケ」と呼ばれるコスメ好きの少女 SNSで出会った美少女の正体に「読後の清涼感が最高」
「オバケのはるかさん」と呼ばれ、クラスメイトからも距離を置かれてしまっていた、はるか。ある日、SNS上で知り合った「はるさん」と一緒にコスメを買いに行くことになって……。「少年ジャンプ+」に掲載中の『ハイスクールランウェイ』の作者・むぎすけさんにお話を聞きました。
好きな服を選ぶみたいに好きな身体に取り替えられたら
細くて背が高いけれど存在感の薄さから「オバケのはるかさん」と呼ばれる、化野はるか。おしゃれに憧れはあるものの、自分に自信が持てず、コスメを買っても宝物のように飾ってばかりいました。唯一の楽しみはSNS上で知り合った「はるさん」とコスメの話で盛り上がることでした。ある日、店頭販売限定のコスメを一緒に買いに行くことになって……。
むぎすけさん(@mugi_Su_key)による「少年ジャンプ+」に掲載中の創作マンガ『ハイスクールランウェイ』が、「友達とおしゃれを楽しむだけの話」としてTwitterで公開されました。読者からは「読後の清涼感が最高」「こういう話が当たり前になるといいな」「周りの友達が理解あったのも素敵」という声があがりました。作品はTwitter上で12万いいねを超える話題作となっています。作者のむぎすけさんにお話を聞きました。
ーーむぎすけさんがマンガを描き始めたきっかけや、漫画家としてデビューした経緯を教えて下さい。
マンガを描いてみたいという憧れはずっとありましたが、勇気が出なくて挑戦できずにいました。コロナ禍で、少し時間に余裕ができて、挑戦するなら今かもしれないと思っていたとき、偶然「少年ジャンプ+」さんの「青春×部活漫画賞」を見かけ、これなら自分の経験を活かせるのではないかと思い、思いきって挑戦しました。その投稿作で担当編集さんにお声掛けいただきました。
ーー『ハイスクールランウェイ』のお話はどのように生まれたのでしょうか?
女の子が主人公の話を描きたいなと考えながら散歩をしていたときに、田んぼのなかの一本道がランウェイみたいに見えて、ラストシーンが思い浮かんだことがきっかけです。
ーー性別の垣根を超えた友情に多くの読者から感動の声があがっていました。作品を書くうえで特に力を入れたポイントなどを教えて下さい。
どこに力を入れたか分からないくらい、とにかく全力で必死に描いていました。キャラクターの表情や仕草はこだわって描くのが好きなので、力が入っているかもしれません。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
いただいたご感想はどれも大変ありがたく、励みになります。そのなかでも特に、何度も繰り返し読んでいるというお声はうれしくて、次もそういうマンガを描けるように頑張ろうと思えました。
ーー2022年8月23日より「少年ジャンプ+」にて、読み切り『グッドナイト、ヴァンパイア』が公開されました。こちらの作品も心揺さぶるストーリーが反響を呼んでいます。この作品のあらすじや見どころなどをご紹介いただけますか?
人間になりたいと願う吸血鬼と、ひとりの少年の友情のお話です。『ハイスクールランウェイ』とは全く違うジャンルではありますが、どんな自分でありたいか、どう生きたいかという点では共通していると思うので、ぜひ読んでいただきたいです。
ーー今後、発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
まずは、また「少年ジャンプ+」さんで読み切りを載せていただけるように頑張ります。ひとつひとつ目の前の課題をクリアしながら、成長していきたいと思っていますので、応援していただけるとうれしいです。
●「少年ジャンプ+」にて、掲載中の読み切り『グッドナイト、ヴァンパイア』はこちら
●【「青春×部活漫画賞」応募作品】「ジャンプルーキー!」に掲載中の『ゴーストスイマー』はこちら
●「少年ジャンプ+」にて、掲載中の『ハイスクールランウェイ』はこちら
(マグミクス編集部)