『ゴールデンカムイ』四期で早く聞きたい!胸にギュン!とくるアシリパの言葉3選
アニメ『ゴールデンカムイ』第四期が10月スタート。金塊をめぐる争いに杉元とアシリパは強力タッグを組みますが、アシリパがときどきこぼす杉元への気持ちが観る者の心に刺さります。
覚悟を決めたセリフにしびれる!
アニメ『ゴールデンカムイ』第四期が10月からスタートします。金塊強奪の物語はクライマックスへ向けて濃密な展開になり、楽しみにしている人も多いでしょう。原作マンガとアニメでは多少異なる部分もありますが、おそらく単行本の第20〜25巻、26巻まであたりが描かれると思われます。
作中で最も重要な人物が、アイヌの美少女「アシリパ」(「リ」は小文字表記)です。推定年齢は13歳前後ですが、父からの教えや人生経験の豊富さから大人びたセリフを言い、観る者を引きつけます。そこで、第四期で飛び出すであろう「胸にギュン! とくるアシリパの言葉」を紹介します。
※この記事は『ゴールデンカムイ』4期のネタバレを含みます。ご了承の上お読みください。
●第21巻「怒りのシライシ」より
杉元とアシリパたちが、樺太で第七師団と合流した時のことでした。アシリパは、鶴見中尉の金塊探しに協力するのか? そんな局面で「どんな男かはひと目でわかる」というアシリパが初めて鶴見を見て下した判断は……。アシリパは、とある異様な反応を見せた鶴見中尉に部下たちが戸惑っている隙に、持っていた弓矢の束を空中に放ちました。そして、とっさに「毒矢だッ!」と叫ぶ杉元。見事、場を混乱させ、ふたりは逃げ出します。そして逃走中、アシリパは秘めていたモヤモヤを吐き出すのです。
アシリパ「杉元! 相棒なら これからは『するな!』と言うな! 何かを『一緒にしよう!』って前向きな言葉が 私は聞きたいんだ!」
それを言われた杉元は「よしッ! 俺たちだけで金塊を見つけよう!!」と、イキイキと返します。コンビ完全復活の瞬間です。
●第22巻「流氷の天使」より
こちらは、アシリパの杉元への想いが吐露されるエピソードです。今はまだ、暗号を解く方法を言うべきではないと思うアシリパ。その胸中は……
「暗号の解き方を教えないことで杉元は私から離れない。弾よけとなってこの男を守れるのは私だけだ。私が強力な盾となる。そしていざとなれば……そう……『道理』があれば」
「私は杉元佐一と地獄へ落ちる覚悟だ」
杉元を守るために、人を殺すことさえ覚悟する少女の決意に心が震えます。
●第25巻「それぞれの夢」より
最後の刺青人皮を手に入れるため、舞台は札幌へ。杉元たちは、ある殺人事件の犯人を捕らえるために作戦を立てます。そして、仕留め役に杉元と土方、牛山、都丹が選ばれ、アシリパは合図役に。作戦決行前、杉元たちは暗号の秘密を知るアシリパは作戦に同行すべきか、危険ではないか、という会話になります。そこで、杉元が「一緒にいた方が良い。土方は一度裏切った。裏切った奴は何度でも裏切る」と言うと……
アシリパは「私も杉元から離れない …相棒だから!」と答えるのです。
このセリフは、あまりクローズアップされるシーンではないかもしれません。しかし告白に近いセリフとして、印象的だというファンは多いです。またこの言葉から、物語の最後までふたりは一心同体で進むのだと確信できます。
『ゴールデンカムイ』第四期、アシリパから飛び出す名言は、特に杉元に向けての言葉が光ります。また、杉元からも相棒を想う言葉がたくさん聞けるはず。殺伐とした戦いのなかでの、ふたりの絆を感じるシーンは胸にギュンときます。
(石原久稔)