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『仮面ライダーW』ファン熱狂の『風都探偵』 新規ファンも魅了するアニメのスゴさとは

「仮面ライダー」シリーズ屈指の人気作『仮面ライダーW』の続編『風都探偵』がアニメ化され放送中です。そのクオリティの高さは再結集した当時のスタッフの熱意にありました。そして、TVアニメ化に際して、新たな熱意が作品に大きな風を起こします。

『仮面ライダーW』の正当続編と言われる理由

アニメ『風都探偵』ポスタービジュアル (C)2022「風都探偵」製作委員会
アニメ『風都探偵』ポスタービジュアル (C)2022「風都探偵」製作委員会

 現在、ネット配信やTV放送が始まり、話題に上ることが増えてきたアニメ作品『風都探偵』は、ご存じの方も多いと思いますが、2009年9月6日から2010年8月29日までTV放送されていた仮面ライダーシリーズの一本である、『仮面ライダーW』の正当な続編と言われているアニメです。

 特撮番組の続編がアニメになるのは異例のこと。しかも仮面ライダーシリーズとしては初めてのTVアニメとなります。しかし、もともと『風都探偵』は『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で現在も連載中のマンガ作品です。

『風都探偵』が『W』の正当な続編と言われる理由が、前作の要であったスタッフがふたたび集結している点にあります。脚本は『W』のメインライターだった三条陸さん、監修は『W』のプロデューサーだった塚田英明さん、クリーチャーデザインは『W』と同じく寺田克也さん……という布陣でした。

 この布陣で製作していることが、『風都探偵』を『W』の正当な続編と言わしめている大きなポイントです。しかし、それだけでなく作品の空気感が限りなく近い点も挙げられるでしょう。これに関して、三条さんは「『W』を観ているのと同じ感覚で読めるよう計算してマンガを設計している」そうです。

 しかし、実写特撮であった『W』を単になぞらえるだけでなく、2次元の絵である点を生かした作り方もなされていました。実写では再現の難しいデザインの怪人・ドーパントや、青年誌に合わせたエロティックやバイオレンス表現など、マンガならではの演出が随所に見られます。

 また、キャラクターを役者の似顔絵にしないよう、特徴を残しながらも独特のデザインにしていました。フィリップの髪が緑になっているのもサイクロンメモリーからと思われますが、違和感なくハマっています。三条さんの計算が絶妙に合致しているからでしょう。

 そのため、連載開始前は不安視していた一部の特撮ファンからの評判も高く、「雰囲気が本編をよく再現している」、「設定の後付け感がない」と言った声が多く聞こえています。

 このように、マンガでも好評だった『風都探偵』ですが、アニメ化でさらに驚くべき進化を遂げました。そして、前作『W』を見たことのないアニメファンからも絶賛されているというのです。

【画像】『風都探偵』登場人物たちと関われるアトラクションも 横浜で開催中(11枚)

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