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役がまんま憑依してる? 実写化常連のカメレオン俳優・松山ケンイチが演じたキャラ3選

見た目や立ち振る舞いを徹底的に役に寄せるため、「カメレオン俳優」とも称されている人気俳優・松山ケンイチさん。硬派な役から薄気味悪い雰囲気の役まで、マンガの実写化作品にもたくさん出演しています。今回は「本当に同じ人がやってるの?」と驚くような、松山ケンイチさんが演じたマンガの実写化作品を紹介します。

出演作によって表情も全く違う!

松山ケンイチがL(エル)を演じた映画『DEATH NOTE』ビジュアル (C)大場つぐみ・小畑健/集英社「週刊少年ジャンプ」 (C)2006「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
松山ケンイチがL(エル)を演じた映画『DEATH NOTE』ビジュアル (C)大場つぐみ・小畑健/集英社「週刊少年ジャンプ」 (C)2006「DEATH NOTE」FILM PARTNERS

 松山ケンイチさんは2002年に『ごくせん』(第1シリーズ)で俳優デビューして以来、演技や外見を柔軟に変化させ、マンガ実写化作品において個性の強い役を数々と演じてきました。幅広い役柄の数々で「カメレオン俳優」とも称される松山さんは、役作りのために体重の増減を徹底するのはもちろん、原作を読み込んだうえで自らさまざまなアイデアを出したり、『NANA』で岡崎真一を演じた際は一晩でベースを猛練習して弾けるようになったりと、キャラクターの理解を深めようとする努力家でもあります。今回は、そんな個性派俳優・松山ケンイチさんの実写化出演作を振り返ります。

●2次元がそのまま3次元に?『DEATH NOTE』のL役

 松山さんが大きな注目を浴びるようになったきっかけのひとつは、なんといっても人気マンガ『DEATH NOTE』の実写映画版で演じたL(エル)役なのではないでしょうか。

『DEATH NOTE』は主人公・夜神月(やがみ・らいと)と、世界的私立探偵のLの攻防を描いた作品で、Lは悪役に当たる月以上に見た目も仕草も性格も非常に個性的な役柄でした。痩せ型の体型で目の下にはくっきりとした隈があり、常に甘いものを食べている……というクセの強いキャラを、松山さんは完全再現しています。さらにLは「この座り方じゃないと推理力が40%落ちる」という理由から膝を曲げて抱え込むような姿勢で座っていますが、こちらも忠実に再現していました。

『DEATH NOTE』はアメリカで実写ドラマが作られるほど人気ですが、松山さんが演じるLは特に再現度が高いことから海外でも高い人気を誇っています。実写版オリジナルのスピンオフストーリーの映画『L change the WorLd』が作られたのも、松山版・Lの魅力、人気があったからこそでしょう。

●衝撃のギャップに唖然!『デトロイト・メタル・シティ』の根岸崇一とヨハネ・クラウザーⅡ世役

 松山さんは人気ギャグマンガ『デトロイト・メタル・シティ』で主演を務めた際も、二面性のあるキャラクターを見事に演じ切りました。『デトロイト・メタル・シティ』は、シティポップを愛する弱気な青年・根岸がメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のフロントマン「ヨハネ・クラウザーⅡ世」に仕立て上げられてしまい、思い描いていた夢との違いに葛藤しながらも活躍していくストーリーです。松山さんはナヨっとしたマッシュルームカットの根岸はもちろん、白塗りでド派手なライブを行うクラウザーさん役も演じています。

 気弱な青年とメタルバンドのカリスマというギャップは、「同じ人がやってるの?」と観た人誰もが驚くほど。松山さんはクラウザーさんの姿になってステージに立った途端に、アドリブで「貴様ら~」とか「SATSUGAI」などの言葉を自然と叫んでいたと語るほど役に入り込んで演じており、実写化が決まったときに「再現できるの?」と不安になったファンも、納得の作品となりました。

●不器用な男をドラマチックに演じた『うさぎドロップ』の河地大吉役

 松山さんがこれまでに演じたキャラは、クセの強い役だけではありません。『うさぎドロップ』では、亡き祖父の隠し子を懸命に育てようとする不器用で普通な男・河地大吉も演じています。

 祖父の葬儀で出会った身寄りのない6歳の少女・りんを引き取り、懸命に育児に取り組む大吉は、非常にリアルです。それまで子供に関わったことのないひとりの男性の姿を、ありありと表現できているのは松山さんの高い演技力があってこそでしょう。また、当時26歳の松山ケンイチさんは、同作で初めて「子育て」を体験することとなり、役柄ともリンクしていました。芦田愛菜さん演じる少女・りんとの絆が深まっていく過程をていねいに描いており、ほっこりと感動できる作品となっています。

 この他にも『GANTZ』の加藤勝役や、『聖☆お兄さん』のイエス役、『カムイ外伝』のカムイ役、『銭ゲバ』の蒲郡風太郎役など、松山さんが演じた2次元キャラは多数あります。21年は『ブレイブ 群青戦記』で織田信長役、22年は『ノイズ』で田辺純役を演じるなど、毎年コンスタントに実写化作品に出演しており、今後は松山さんがどのような作品でどんな役を演じるのか、目が離せません。

(田中泉)

【画像】本当に同じ人が演じてるのか疑問レベル!松山ケンイチのおすすめ出演作(13枚)

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