ファン待望!『ロックマンエグゼ』10本丸ごと遊べる新作をプレイ 「東京ゲームショウ」会場で
9月15日から18日まで開催され、数多くの新作ゲームソフトが出展された「東京ゲームショウ2022」で、「カプコン」ブースの『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』を先行体験しました。基本的なゲーム内容はそのままに遊びやすく調整が施された『アドバンスドコレクション』の注目ポイントとは?
20年経っても色褪せない「ロックマンエグゼ」を一挙網羅

9月15日から4日間にわたって開催された「東京ゲームショウ2022」(以下、TGS2022)。3年ぶりの大型オフラインイベントとして帰ってきた同イベントでは、計605の企業(団体)が多種多様なゲーム関連ブースを出展しました。
出展企業のひとつ「カプコン」では、『バイオハザード』最新作などの注目ゲームとあわせて『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』(以下、アドバンスドコレクション)を出展していました。同作は「ロックマンエグゼ」(以下、エグゼ)シリーズ計10作品を収録し、2023年リリース予定の「データアクションRPG」。今回、TGS2022会場にて同作を試遊させていただく機会を得ました。
『アドバンスドコレクション』に収録される10作品は、ゲームボーイアドバンス(GBA)向けに発売された第1作『バトルネットワーク ロックマンエグゼ』を筆頭に、GBA後期に展開された『ロックマンエグゼ6』までを一気に遊ぶことができます。
画質を向上させるフィルター機能、「エグゼ」関連の資料を閲覧できるギャラリーなど、基本的なゲーム内容はそのままに、ユーザーインターフェースや遊びやすさを中心に調整されているのが大きな特徴です。
「ネットワーク技術が発展した現代を舞台に主人公と相棒(ネットナビ)がさまざまな事件を解決する」といった「エグゼ」シリーズの設定は、2022年の今見ても色あせておらず、むしろ未来を想像させるような先進性にあふれています。

また、『アドバンスドコレクション』は作中の情報端末「PET」を想起させるメインメニューを実装。収録作品を選ぶタイトル画面にて、3Dグラフィックで描かれた同シリーズの主役「ロックマン」が登場し、プレイヤーの進行をナビゲートしてくれます。正直なところ、往年の「エグゼ」ファンならこの画面を見ただけでも感動するのではないでしょうか。
加えて同作は、従来シリーズでお馴染みの通信対戦モード&チップトレード機能を実装予定。前者は他のプレイヤーとオンライン上で実力を競い合うことができ、後者は戦闘システムの根幹を担うアイテム「チップ」をプレイヤー間で交換するというもので、SNSでは早くもこの仕様に期待するファンの声が多くあがっている模様です。
20年以上の時を経てシリーズ計10作を現行プラットフォーム向けに移植した『アドバンスドコレクション』。ナンバリングタイトルを網羅できるというコレクションの観点からも、「エグゼ」とともに育ってきた世代はチェックしておいてまず損のない一作だと言えるでしょう。
(龍田優貴)