『ONE PIECE』イタリア人のゾロコスプレの筋肉美がスゴい!「彫刻みたい」
イタリア在住のコスプレイヤー・Tarynさんが扮した『ONE PIECE』ゾロのコスプレが、まるで3次元に飛び出してきたかのような迫力ある肉体美で注目を集めています。イタリア彫刻のような美しい肉体はどのように出来上がったのか、本人に話を聞きました。
ゾロの肉体美完全再現は「トレーニング中毒の賜物」
イタリア在住のコスプレイヤー・Tarynさんが、『ONE PIECE』ゾロのコスプレを披露し、注目を集めています。筋骨隆々の上半身を惜しげもなく見せながら、三刀流の剣士としての佇まいを見せるゾロの写真。ゾロに限らず、TarynさんがTwitterで投稿するのは筋骨隆々を求められるキャラばかりですが、どれも圧巻のクオリティーです。その肉体へのこだわりと制作秘話を聞きました。
イタリアでプロとして活躍するコスプレイヤーであり、パフォーマー、さらには大企業のプロモーションモデルを務めているTarynさん。子供の頃から日本アニメが大好きだったそうで、コスプレを始めたのは2015年から。それまでコスプレについて知らなかったものの、根が創造的でものづくりが大好きだったことや、イタリアで開催されたアニメ・ゲームのコンベンションで、コスプレイヤーたちにアドバイスをもらいながら学んでいったそうです。
日本のマンガやアニメはイタリアでも非常に人気で、多くのタイトルに巨大なファンベースがあります。Tarynさんも『北斗の拳』ケンシロウ、『タイガーマスク』タイガーマスク、『聖闘士星矢』、『あしたのジョー』矢吹丈などのキャラクターにインスピレーションを受けて育ちました。そして、2000年代に『ONE PIECE』や『ジョジョの奇妙な冒険』に出会ったそうで、「私はこれらのシリーズに完全に恋に落ちました」とそのハマりぶりを熱く語ります。
話題の『ONE PIECE』ゾロコスプレは、直近の「ワノ国編」を中心にさまざまなバリエーション衣装を見せていますが、共通するのは原作に負けず劣らずの筋肉美。コスプレと並んでTarynさんの人生の大部分を占めるのがフィジカルトレーニングです。14 歳の頃から武道を習い、柔道を始めてから数年後に極真空手に移り、数年前からボディビルのトレーニングも始めました。日々のトレーニングはもはやライフスタイルで、海外のコンベンションにゲストとして呼ばれた先でも休まないほどの“トレーニング中毒”によって、ゾロコスプレの肉体美が生まれたのです。
イタリアでも非常に人気な『ONE PIECE』。Tarynさんにとってゾロは作中で非常にお気に入りのキャラで、「私にとって彼は大きなロールモデルであり、インスピレーションの源」だからこそ、コンベンションの度にゾロのコスプレをしているそうです。ちなみに、次回予定している『ONE PIECE』のコスプレについては「すぐに分かるでしょう」と答えつつ、「将来コスプレしたいもうひとりは、カタクリです」と明かしてくれました。
(乃木章)