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ガンダムに乗らなくても強いじゃん!『Gガン』1話を初めて見たら衝撃の連続だった

1994年から1995年に放送され、ガンダムシリーズの新境地を切り開いた『機動武闘伝Gガンダム』。ほかのガンダム作品を見たことのある筆者も「なんだこれは……!」と驚くシーンだらけでした。宇宙サイズのゴング、脚から出る衝撃波など、常識を打ち破る描写にも注目です。

宇宙サイズのゴングとリング……?

拳を握って見たくなる熱い雰囲気!「機動武闘伝Gガンダム GUNDAM FIGHT-ROUND 1&2」(キングレコード)
拳を握って見たくなる熱い雰囲気!「機動武闘伝Gガンダム GUNDAM FIGHT-ROUND 1&2」(キングレコード)

 もうすぐ放送が始まるガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。学園を舞台にした物語、主人公が女性パイロットなど、これまでのガンダムとは違う斬新な試みが注目を集めています。

 そんななか筆者は、1994年に放送された『機動武闘伝Gガンダム』(Gガン)1話を見ていました。こちらも歴代ガンダムのイメージを覆す作品だと聞き、気になっていたからです。

 実際に見てみるとOPから「なんだこれは!」と驚くシーンだらけ。熱い世界観に圧倒されたGガン初心者の感想をお楽しみください。

●開幕1秒で困惑?

 ワクワクしながら再生ボタンを押すと、目に飛び込んできたのは宇宙に浮かんだゴング。周囲のコロニーが小さく見えるほどに、ありえないサイズをしています。困惑していると、続いて登場したのは裸の男性。なにやら黒い膜のようなものに覆われ、苦しそうな表情とともにプロレスラーを思わせるコスチュームに変身します。

 ここまででも疑問符のオンパレードですが、極めつけがタイトルロゴとともに登場する地球。光のロープで四方を取り囲まれた地球は、まるでプロレスのリングのようです。「これってガンダムじゃなかったっけ……?」と何ひとつわからないまま、本編に突入しました。

●ガンダムファイトが物騒すぎる

 冒頭、宇宙から地球へと落下してくるガンダム。それを見た赤毛の男・ミケロは「鳴りやがったぜ! 待ちに待ったガンダムファイトのゴングがよぉ!」と叫びます。

 聞き慣れない「ガンダムファイト」や「ガンダムファイター」という単語に筆者の頭はオーバーヒート。さらに見ていくと、ガンダムファイトは定期的に開催されており今回が13回目であること、過去の大会では犠牲者も多数出ていることが明らかになっていきます。なんて物騒なのでしょうガンダムファイト。

 ガンダムファイトが生まれた経緯は予想以上にシリアス。コロニー各国の代理戦争のような立ち位置で、地球の住民からは迷惑がられているようです。かつては観光地だった街もガンダムファイトのせいで廃墟に成り果て、雰囲気はまさに世紀末。ぶっ飛んだ設定ですが、争いに巻き込まれる人びとを描いている点はこれまでのガンダムシリーズに通じる部分があるのかもしれません。

【画像】キャラ濃すぎ! ガンダムファイターたち(4枚)

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