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ビアンカ派? フローラ派? ゲーマーが頭を抱えた「究極の選択」4選

人生のあらゆる局面で遭遇する「究極の選択」は、古今東西のゲーム作品でも数多く見受けられます。『ドラゴンクエストV』の結婚イベントをはじめ、今回はさまざまなゲーム作品で見られた究極の選択をご紹介します。

ゲームだからと言って侮れない!脳裏に焼き付く究極の選択

シリーズ屈指の名イベントを収録した『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』。画像はスマートフォンアプリ版(スクウェア・エニックス)
シリーズ屈指の名イベントを収録した『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』。画像はスマートフォンアプリ版(スクウェア・エニックス)

 普段の日常生活はもちろんのこと、重要な局面も含め、我々の人生には常にさまざまな「選択」が待ち受けています。毎日のご飯や休日の過ごし方、進学先(就職先)の決定、生涯を添い遂げるパートナー選び等々、大なり小なり差はあれど、老若男女を問わず日々何かしらの決断を下しているのではないでしょうか。

 そしてこの原則は、現在進行系で誕生し続けている多種多様なゲーム作品にも多く当てはまります。今回はゲーム作品における“究極の選択”に着目し、多くのプレイヤーが頭を抱えたであろうシチュエーションを幾つかご紹介します。

 上記の通り「結婚」は今後の人生を左右する重要な局面ですが、ゲーム作品にも主人公のパートナーをプレイヤー自身の手で選ぶ事例が数多く存在します。そのなかでも特に有名なのが、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』(以下、ドラクエV)の結婚イベントです。ゲーム中盤、大人になって各地を巡っていた主人公は、「ビアンカ」と「フローラ」の2名のうち、どちらか1名を生涯の伴侶として迎え入れることになります。

 前者は明るくしっかり者な幼なじみのお姉さん。後者はやや天然ながらも主人公を献身的に支える大富豪のひとり娘……という風に、両名とも魅力溢れるキャラクターとして描かれています。どちらと結婚するかは完全にプレイヤーの自由。選ばれた方は主人公と一緒に旅を続け、選ばれなかった方は別の道を歩むことになるのです。

 この結婚イベントは『ドラクエV』のみならず、「ドラクエ」シリーズ全体を含めてトップ10に入るほどの名シーン。ゆえにプレイヤー間で「ビアンカ派orフローラ派」の議論は白熱しやすいですが、2008年に発売されたニンテンドーDS版『ドラクエV』では、フローラの姉である「デボラ」が新たに参戦。2名のヒロインにまさるとも劣らない個性的な魅力を放ち、結果としてプレイヤーを(良い意味で)悩ませる選択肢(結婚相手)が増えることになりました。

 同じ「ドラゴンクエスト」シリーズで言えば、第1作目のボス「りゅうおう」がプレイヤーに向ける“問いかけ”も忘れられません。ラストダンジョンで相まみえた主人公に対し、「みかたになればせかいのはんぶんをやろう」「わしのみかたになるか?」と問いかけるりゅうおう。ここで「はい」と答えてしまうと、以降はゲーム側で一切の操作を受け付けず、文字通りのバッドエンドを迎えてしまいます。

 普通なら「いいえ」を選んでりゅうおうと戦うところですが、一方で「はいを選んだらどうなるのか?」という具合に、プレイヤーの好奇心を刺激するシンプルながらも印象深い内容のイベントでした。

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