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視聴者を騒然とさせた「ヒロインの退場」3選 別ルートで救済もさらなる悲劇が…

創作といえど、登場人物の死は見ていて辛いもの。しかも、それがさらなる悲劇の幕開けであったりしたら……。アニメファンに衝撃を与えた人気作品のヒロインたちの最期と、それが主人公たちに与えた影響を振り返ります。あぁツラい…でも、だからこそ彼女のことが忘れられなくなる!

ヒロインがいなくなってツラい!でも物語を追うのをやめられない

悲劇のヒロイン、ララァ・スンが表紙に描かれた『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』17巻(角川コミックス・エース)
悲劇のヒロイン、ララァ・スンが表紙に描かれた『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』17巻(角川コミックス・エース)

「悲しみが来るときは単騎ではやってこない。必ず大挙して押し寄せてくる」――劇作家ウィリアム・シェイクスピアはそのような言葉を残したとされていますが、これは現実にだけ当てはまる考え方ではありません。アニメを見ていて、キャラクターのまさかの死に大きな悲しみを覚えたことはありませんか? しかも、その死がさらに大きな悲劇の引き金となってしまったら……。アニメファンの間では語り草ともいえる、悲劇のアニメヒロイン3人を振り返ります。

●アムロとシャアの確執を決定的なものにしたララァの死

 1979年に放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダム』に登場するララァ・スンは、主人公アムロのライバルであるシャアに見出されてジオン軍所属となった少女です。

 ララァは極めて高いニュータイプ能力を持っており、同じニュータイプであるアムロと心で強く感応します。しかし、ふたりは始めて出会ったときからすでに敵同士。ニュータイプ同士なら理解し合えるのかも……という視聴者の期待は、ララァがアムロのガンダムが放つ攻撃からシャアを守って戦死するという形で淡くも崩れ去ります。

 アムロはララァの命を奪ってしまったこと、シャアは愛するララァを失ったことで深く傷つき、そしてふたりの間には決して埋まらない溝ができました。1988年には、アムロとシャアの最後の戦いを描く『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』が劇場公開されましたが、初代『ガンダム』から約14年の時を経てもなお、ふたりはララァの呪縛から逃れられませんでした。

『逆襲のシャア』におけるふたりの最後の戦いは「アムロと対等な形で決着をつけたい」というシャアのエゴにより用意されたものでしたが、彼がそうまでしてアムロと決着とつけたがる背景には、間違いなくララァの死が深く関与しています。

「宇宙世紀モノ」の「ガンダム」は地球連邦軍とジオン軍、スペースノイドとアースノイド、ニュータイプとオールドタイプ…というさまざまな形での人類の対立を描く物語ですので、もしララァが生きていても、『逆襲のシャア』の頃には結局何らかの大きな戦いが起きていたかもしれません。

 しかし、アムロとシャアが最後まで理解し合うことなく火花を散らし続けたのはララァの死から始まった悲劇だったのかもしれないな、とも思います。

【画像】ブワ!(涙) 若い命を散らした悲劇のアニメヒロインたち(6枚)

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