【漫画】2週間も公園で主を待ち続ける犬 引っ越していた元飼い主を発見、復讐に「スカッとした」
OL・ウシロと守護霊・正子が夜道を散歩していると、公園で捨て犬のマロンと出会います。飼い主の言葉を信じて公園で待ち続けるマロンのため、飼い主探しを始め……。『ゴゴゴゴーゴーゴースト』の作者・蛭塚都さんにお話を聞きました。
飼い主の「迎えに来るから待ってろ」という言葉を信じる犬

お酒を飲みながら散歩していたOL・ウシロと、オネエ守護霊・正子は、夜の公園で捨て犬・マロンに出会います。飼い主の「迎えに来るから待ってろ」という言葉を信じ、2週間もの間、その場を動こうとしなかったのです。放っておけなかったウシロと正子は、マロンの飼い主を探しますが……。
Twitter上で「公園で捨て犬を見つけた時の正しい対処法」として公開された、蛭塚都さん(@hl_twn)のマンガ「その忠犬について」が話題を集めています。この作品は、「COMIC BRIDGE」にて連載中の『ゴゴゴゴーゴーゴースト』の一編である「その忠犬について」を改題・再掲載したもの。投稿には4.8万以上のいいねがついており、読者からは「ちょっと泣いた」「妄想にスカッとした」「幸せな気分になった」という声があがっています。
作者の蛭塚都さんにお話を聞きました。
ーー『ゴゴゴゴーゴーゴースト』第1巻に収録されている、「その忠犬について」は、特に人気の高いエピソードです。このお話が生まれたきっかけを教えてください。
お仕事で『ゴゴゴゴーゴーゴースト』に関わってくれる初期メンバーが全員保護猫を飼っていたので連載前から、捨てられてしまった猫や犬の話をいつかは描きたいなと思っていました。犬がうまく描けなかったので取材に行かせてもらってから作画しました。本物の犬の方がかわいいのですが……! 少しでも、あの愛くるしさを描けていたらうれしいです。
ーー「犬用ジャーキー」の秀逸すぎる食レポに話題が集まっています。この食レポは、
どのように生み出されたのでしょうか?
自分で食べたり、他の人に食べてもらったりしました。犬を飼っている人はすでに食べたことがある人もチラホラいて……(笑)。
私は猫を飼っていて、猫のエサは匂いがキツめのものが多いのですが、ワンちゃんのエサは香りが優しかったので抵抗なく食べられました。みなさんもぜひ……。

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。
特筆するなら「私の家の犬もマロンです」というコメントが何件かあって、マロンオフ会が開けそうだなと思いました(笑)。
ーー2022年10月7日に『ゴゴゴゴーゴーゴースト』最新第3巻が発売中されました。第3巻に収録されている蛭塚都先生いち押しのストーリーがあれば、簡単なあらすじとともに教えていただけますか?
全部おすすめですが、特に18話がおすすめです。ぜひ、まとめて読んでいただけたらと思います!
ーー創作活動をするうえでの原動力になるものはありますか?
読んでくださる方の応援や反応です! いつも励まされています! どうもありがとうございます!
●蛭塚都さん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)