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エアリス生存ルートあった!? 信じちゃう人が多かった「ゲームの都市伝説」4選

『ドラゴンクエストV』の「エスタークを10ターン以内で倒すと仲間になる」のように、ビデオゲームの隆盛にはさまざまなウワサや都市伝説、デマの類がつきものでした。そんなデマのなかから、1980年代から90年代にかけて大きな話題となったものを紹介します。

インターネットがない時代でもウワサが全国を席捲!

最新グラフィックで進化したエアリス。今回は生存する…? 画像は『FINAL FANTASY VII REMAKE』 (C)1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI LOGO
最新グラフィックで進化したエアリス。今回は生存する…? 画像は『FINAL FANTASY VII REMAKE』 (C)1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI LOGO

 インターネットが普及し、情報化社会となって久しい今日。しかし、インターネットの普及前から「どうやってこんなに広まったの!?」と言えるくらいに強力な伝播力を持っていたのが、ゲームにまつわるさまざまなデマです。そんな人騒がせなデマの一部を振り返りましょう。

●256発撃ち込んでバキュラを破壊せよ!―『ゼビウス』

 1983年にナムコ(現 バンダイナムコエンターテインメント)からリリースされたアーケードゲーム『ゼビウス』は、当時それまでにリリースされていたシューティングゲームをすべて過去のものにするくらいの圧倒的なクオリティで、大ヒットとなりました。

 そんな本作で異彩を放ったのが、黒くて平らな鉄板のような形をした敵キャラクター「バキュラ」です。自機のソルバルウでショットを撃っても撃っても破壊できないキャラなのですが、いつの頃からか「256発撃ち込めば破壊できる」というウワサが流れ始め、数多のゲーマーやゲーム少年たちがショットの連射に命を燃やしました。

 しかし、これはデマ! ウワサが流れ始めた経緯は「プログラムを深読みすると破壊できるようにも見えた」、「PCへの移植版など、一部ソフトのパッケージの裏側には壊せると書かれていた」、「制作者の遠藤雅伸さんがインタビューで壊せるか聞かれた際、冗談めかして壊せないと明言しなかった」など、さまざな要因があるようです。

 もっとも、バキュラは「空飛ぶ建築素材」という設定で、飛行速度も速くなければこちらに弾を撃ってくることもない敵キャラだったので、壊せないからといって本作の面白さが損なわれることは何もありませんでした。

●名人、捕まっちゃヤダー!―高橋名人

 1985年、ゲームメーカーのハドソンは子供たちに大ブームとなっていたファミコンのゲームのスーパープレイ実演役、および楽しさの伝道者として社員の高橋利幸さんを「高橋名人」として売り出しはじめました。

 この試みは大成功し、高橋名人は瞬く間に人気者に。ゲーム化(『高橋名人の冒険島』)、アニメ化(『Bugってハニー』)、マンガ化(『ファミコンランナー 高橋名人物語』)、実写映画化(『GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦』)、そして歌手デビュー(「RUNNER」、「スターソルジャーのテーマ」ほか多数)と、その快進撃は止まりませんでした。

「ゲームは1日1時間」というキャッチフレーズや、身体能力を活かした「16連射」がそんな名人のトレードマークでしたが、ここまで時の人になると有名税――根拠のない悪いウワサ――もできてしまうもの。そのひとつが「高橋名人逮捕説」でした。

 当時少年だった筆者が実際に聞いたもののひとつは「ファミコンのコントローラーにバネを仕込んで、不正な手段で16連射をしていた」というものでしたが、もちろんデマ! 高橋名人も、さぞご苦労をされたことでしょう。

 前述の『ゼビウス』ネタにも言えますが、当時は「連射」がかなりのホットワードだったように思います。「連射ができるのはかっこいいことだ」みたいなイメージがあったんですよね。「連射は漢(おとこ)のロマン」。そんな時代がありました。

【画像】つい信じちゃった! 人気のあまりデマを生んでしまった名作ゲームを見る(8枚)

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