【漫画】自称「伝書鳩」、王子様“じゃないほう”に恋をした結果? 甘すぎる誤解に「悶えまくった」
女子高生の和穂は、学校一モテる男子・深海くんの親友・川田くんに片思いしていました。ある日、勇気を出して川田くんへラブレターを書きますが、宛名を書き忘れてしまい、深海くんへのラブレターと勘違いされてしまって……。『月曜日が待ち遠しくて』の作者・旗谷澄生さんにお話を聞きました。
「伝書鳩」している、あなたが好き!
学校一モテる男子・深海くんの親友・川田くんにこっそり片思いしていた和穂(かずほ)。勇気を出して川田くんへのラブレターを書きました。しかし、宛名を書き忘れたことで深海くんへのラブレターだと誤解されてしまい……。
Twitter上に「1番人気のキラキラ王子様…の横にいる男子に片想いする話」として公開された、旗谷澄生さん(@yasumi_shu2)の「拝啓、伝書鳩さま」。2022年9月13日より発売中の『月曜日が待ち遠しくて』第2巻に収録されており、大きな反響を呼んでいます。
いいね数は8.5万を超えており、読者からは「自分だったらと、想像して悶えまくった」「まぶしい青春!」「ピュアな恋が甘酸っぱい」という声があがっています。作者の旗谷澄生さんにお話を聞きました。
ーー「拝啓、伝書鳩さま」のお話がうまれたきっかけを教えてください。
夢で見た内容をもとに生まれました。実在のアイドルふたりと同じクラスになり、Aくんと仲良くなれて幸せな気分なのに、Aくんは私をBくん推しだと思い込んで気を遣って「Bはあっちに行ったよ」といつも優しく教えてくれるので、「Bくんももちろん好きだけどそんなことより私は今Aくんとしゃべれることがうれしいのに……!」とやきもきする、という夢のような夢です。そこから、自己肯定感が下がっていることに自分で気付けいていない男の子を描きたいなと思ってストーリーを考えはじめました。
ーー思わずにやけてしまうストーリーが魅力的です。このストーリーを描くうえで工夫した点はありますか?
全体の1/4を告白シーンにさきました!
ーー多くの読者に「胸キュン」を届けた本作ですが、旗谷澄生さん自身が最近キュンとした出来事はありますか?
散歩中に幼稚園のそばを通ったときに、2歳くらいの子が「ばいばいっ」と言って笑顔で手をあげてくれたことを何十回も思い返しています。
ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
読んで良い気持ちになったというような、ご感想が全部とてもうれしいです! 自分の推しに置き換えて夢の配役をしてくださる方の声もめちゃめちゃ楽しく拝見しています。
ーー「拝啓、伝書鳩さま」も収録されている、短編集『月曜日が待ち遠しくて』第2巻が好評発売中です。お話の見どころやあらすじをご紹介いただけますか?
ままならない毎日も好きな人がいれば素敵に思えるような全2巻8編の恋の短編集です。積み重ねてきたものが報われる瞬間を描きたいという思いをたくさん込めました。お手に取っていただけたらうれしいです!
ーー創作活動をするうえでの原動力になるものはありますか?
お笑いや音楽などが好きなので、好きな人たちに楽しい気持ちや幸せな気持ちをもらうと、わたしもこういう気持ちになるマンガを描きたいなと思って頑張れます!
●旗谷澄生さん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)