『ワンピース』ラスボス予想に異変 「シャンクスが怪しい」「やっぱり黒ひげ?」
ついに最終章が始動し、かつてないほど大きな盛り上がりを見せている『ONE PIECE』。ここまでくると、読者の間では「麦わら海賊団」の最後の敵は誰になるのか、という考察も白熱してきます。しかし最近、ずっとラスボス最有力だった「黒ひげ」以外の名前もチラホラ見受けられるようになってきました。
真の敵は赤髪のシャンクス? ここ最近の行動が怪しすぎると話題に
長く読者の間で議論されてきた『ONE PIECE』のラスボス。最有力はこれまでずっと「黒ひげ」マーシャル・D・ティーチだったのですが、どうも最近、ネット上では「ラスボスは黒ひげじゃないかもしれない」といった声が見受けられるようになりました。
ティーチの代わりに名前が拳がるようになったのは、なんと「赤髪のシャンクス」。最近の彼の行動が怪し過ぎるとして、「もしかして真のラスボスはシャンクスでは?」と予想する人も多くなってきたのです。
確かにシャンクスといえば、白ひげ海賊団VS海軍の頂上戦争あたりから不可解な行動が目立つようになりました。両者の戦いに介入したシャンクスは、「この場はおれの顔を立てて貰おう」の一言で戦争を終結させます。その際、海軍の元帥であるセンゴクは「お前ならいい…赤髪…」と意味深な発言を繰り出しています。
そして世界会議(レヴェリー)の開催時にシャンクスは、お忍びで世界政府の最高権力「五老星」と接触。40億4890万ベリーという超高額賞金首で「四皇」の肩書を持つ大海賊のシャンクスですが、五老星の面々は「君だから時間を取った」と、落ち着いた雰囲気でした。
さらにシャンクスには、疑惑の悪魔の実「ゴムゴムの実」を政府から奪い取った過去も。一体彼は何を知っているのか、何を目論んでいるのか……。疑い出すとキリがありません。以前ルフィは「ひとり目はシャンクスじゃなきゃまあいい」「『四皇』はおれが全部倒す」などと話していたことがあったため、シャンクスと戦うことも視野に入れているはず。
もしもシャンクスがラスボスだった場合、「麦わら帽子はもう返さなくていい…。力づくで奪い取ってやる」などと不敵な笑みを浮かべながら、ルフィの前に立ちはだかる姿が目に浮かびます。
●ひとつなぎの大秘宝を手に入れて終わりではない!?
黒ひげ、シャンクスの他に、ここ最近急浮上してきたラスボス候補も。それはこの世界に「たったひとりの王などいない」ということを示した誰も座ってはならない「虚の玉座」に、なぜか堂々と座る「イム様」という存在です。
彼について分かっているのは、五老星よりも強い権力を持っているということ。かつて頂上戦争で白ひげは、「この世界に戦いを挑む者が現れる」「あの宝を誰かが見つけた時、世界はひっくり返る」と漏らしていました。世界中を巻き込むというその戦いが作中最後の戦いになるならば、確かにイム様がラスボスとなりそうですね。
白ひげの言葉から今後の展開を予想してみると、麦わら海賊団に待ち受けているであろう大きな戦いは「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を手に入れるための戦い、それによって明らかになる世界の秘密をきっかけにした戦いのふたつが考えられます。
黒ひげ、シャンクス、イム様……。3人はどのタイミングで、どんな風に麦わら海賊団の前に立ちはだかるのでしょうか。「実はシャンクスが黒幕」といった声も多いのですが、やはり人気キャラということもあって完全な悪役であることを望まない人も少なくありません。
今後の展開から、ますます目が離せなくなりそうです。
(ハララ書房)