一番売れた1995年の「週刊少年ジャンプ」を読んでみた! 当時の読者は幸せすぎる連載陣
今から27年前に発行された「週刊少年ジャンプ」1995年3・4合併号は、「週刊少年ジャンプ」史上最大の発行部数653万部を記録した号です。ページ数は508ページのため、総計すると33億ページ以上のマンガが印刷された計算になります。果たしてどんな作品が掲載されていたのでしょうか?
巻頭に『ドラゴンボール』のポスターカレンダー
![最大653万部を記録した1995年新年3・4合併号 (C)週刊少年ジャンプ1995年新年3・4合併号/集英社](https://magmix.jp/wp-content/uploads/2022/10/221025-1995jump-01-300x200.jpg)
今から27年前に発行された「週刊少年ジャンプ」1995年3・4合併号は、「週刊少年ジャンプ」史上最大の発行部数653万部を記録した号です。ページ数は508ページのため、総計すると33億ページ以上のマンガが印刷された計算になります。入稿・印刷・出荷はどのような状況となっていたのか、ぜひ関係者から当時のお話を聞いてみたいものです。
さて、この号では新年ということもあり、巻頭に『ドラゴンボール』のカレンダーポスターが付いています。折り目が四か所もある横長のものですが、こういったものをどうやって製本していたのか知りたくなるのは歳を取ったせいでしょうか。
巻頭のマンガは井上雄彦先生の『SLAM DUNK(スラムダンク)』。全国大会に出場した湘北高校が、豊玉高校との対戦で後半を迎えた場面です。全ページがカラーとなっているのも合併号ならではの華やかさでしょうか。
二番目の掲載は桂正和先生の読み切り『SHADOW LADY』です。なんと46ページの大ボリュームで、その後1995年31号から連載作品となりましたが全23話で終了しています。『SHADOW LADY』自体は「Vジャンプ」の前身である「週刊少年ジャンプ特別編集増刊 V JUMP」で連載されていたため、この読み切りは2度目のマンガ化となります。
三番目はかずはじめ先生の『MIND ASSASSIN(マインド アサシン)』の第4話。かずはじめ先生にとって初めての連載作品であり、かなり苦労されたのではないでしょうか。
四番目は『ドラゴンボール』。この号でちょうど連載500回を迎えた記念すべき回です。超ゴテンクスを急襲した魔人ブウと孫悟飯の間で激闘が繰り広げられますが、圧倒的なパワー差の前に悟飯は防戦一方へと追い込まれます。しかしこの状況を見かねた大界王神が孫悟空に自らの命を与え……というエピソードでした。
五番目はつの丸先生の『みどりのマキバオー』の6話が掲載されています。他の馬と走る機会を得たマキバオーですが、周囲に邪険にされて思い切った走りができません。チュウ兵衛親分に叱咤されたマキバオーはついに本気で走り出し、その実力を示すのでした。