見た目に騙されるな!「実は怖い」ポケモン図鑑の説明文5選
元は人間だった!?

存在そのものが恐ろしい、というポケモンもいます。それがデスカーン。デスカーンは古代エジプトの王様、ファラオの棺をイメージしたようなポケモン。『ポケットモンスター ソード』の説明文には「ピカピカの おうごんのからだ。 もはや にんげんだったことは おもいだすことは ないという。」と書かれています。
人間だったことを思い出すことはない、それはつまり元は人間だったということでしょう。何かが原因で、ファラオの棺に、目が真っ赤で、影のような手が4本生えたポケモンの姿になってしまった人がいるということでもあります。棺の中には何か入っているのでしょうか…。
●ぬいぐるみを大事にしないと大変なことに
日本のお化け、妖怪には付喪神という、長く使われた道具などが霊的な存在になる話があります。「から傘お化け」などが有名ですね。そしてポケモンでも、この付喪神のように物がポケモンになってしまうパターンがあるようです。それがジュペッタです。
『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』におけるジュペッタの説明文には「すてられた ぬいぐるみに おんねんが やどり ポケモンになった。じぶんを すてた こどもを さがしている」と書いてあり、ぬいぐるみからポケモンになったことが分かります。しかし、自分を捨てた子供を探してどうするつもりなのでしょうか。想像するだに恐ろしいポケモンです。
●子供を連れ去ってしまうポケモン
ポケモン図鑑の説明文は、同じポケモンでもシリーズによって微妙に違いがあったりします。似たような内容だったとしても、特にオドロオドロしさが増す説明文もあります。それが『ポケモンレジェンズ アルセウス』の説明文。フワンテを例に出すと「幼子 惑わし 彼岸へ 連れ去ると 伝えられし ポケモン。 人魂より 転生したと 噂あるも 真偽不明なり。」と書かれています。ここまで紹介した他のポケモンとは急に雰囲気が変わりましたよね。『ポケモンレジェンズ アルセウス』は昔の世界を描いているため、このような古めかしい言い回しになっているのだと思います。
フワンテは風船のようで、いかにも子供が喜びそうなかわいい見た目をしていますが、彼岸、おそらくは死者の世界へ連れ去ってしまう恐ろしいポケモンだったということが分かります。
ポケモン図鑑の怖い説明文をご紹介しました。見た目がかわいらしくても、意外と恐ろしいポケモンがいるようです。他にも怖い説明文はいくつかあるので、怖い話が好きな人は探してみるのも良いかもしれません。
(田下広夢)