『スパイファミリー』始まりそうで始まらない、もどかしいラブストーリーたち
マンガやアニメが大ヒット中の『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』といえば、スパイもの、家族愛もののコメディ作品。そんななか、個性豊かな登場人物たちのラブストーリーが、ちらほら描かれることもあります。今回は劇中の始まりそうで始まらないけど、思わず応援したくなる恋の物語を紹介します。
始まりそうで始まらない!? 『SPY×FAMILY』のラブストーリー

『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』といえば、スパイもの、家族愛もののコメディ作品。時折、ラブストーリーが描かれることがあります。今回はもどかしくもなかなか始まらない劇中の恋物語を紹介します。
※この記事では、まだアニメ化されていないエピソードの記載があります。
●アーニャが幼すぎて恋が始まらない? ダミアン&アーニャ
アーニャ・フォージャーは、父・ロイドの計画を手伝うためクラスメイトで国家統一党総裁・ドノバン・デズモンドの次男ダミアンと仲良くなろうとします。出会ったばかりの頃、高飛車で口の悪いダミアンにブチギレたアーニャがぶん殴り関係は最悪……と思いきや、アーニャがしおらしく謝罪すると、その姿にダミアンのハートは「トクン」となり、気になる存在に。
しかし片やアーニャは、あくまで「父の計画の手伝い」が目的で近づいているため、恋は平行線。アーニャが、食べたら頭が良くなるという「知恵の甘味」を譲ったり、唐突の持ち物検査でハンカチを貸してあげたりと厚意を向けられるとダミアンは顔を真っ赤にしてしまいました。ダミアンは意識しているようですが、アーニャはまだ幼い部分もありそういった気持ちは芽生えていないようです。今後も続くであろうふたりのかわいいストーリーは注目です。
●ヨルに静かな敵意… ロイド&フィオナ
ロイド(黄昏)が世を忍ぶ仮の姿で勤務する病院で事務をしているフィオナ・フロスト。TVアニメ第2クールから登場する彼女の正体は、ロイドの後輩スパイでコードネームを「夜帷」といいます。優秀なスパイであるフィオナには野望があり、それは「黄昏の嫁になること」。ゆえに妻であるヨルに対し、自分の方が妻にふさわしいと、心の中で静かな敵意をむき出しにします。
あるときにはフィオナはヨルにテニス勝負を挑みます。「完膚なきまでに心をへし折る」と決意しましたが、パワープレイでは一枚上手のヨルに完敗。号泣しながら帰って行きました。クールビューティーで、ヨルの個性とは対極にいるフィオナ。不器用な彼女の一途な片思いは見ていて応援したくなります。