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『スラムダンク』もし三井じゃなく、水戸洋平が5人目の選手だったら? 作者裏話から考察

劇場版の公開も近づく『SLAM DUNK』の湘北バスケ部といえば、桜木、流川、赤木、三井、宮城の5人ですが、かつてとあるラジオ番組で井上雄彦先生が「三井ではなく、水戸がバスケ部に入る可能性もあった」と語ったことがありました。水戸洋平がバスケ部に入っていたら、いったいどのような物語になっていたのでしょう。

中学MVP三井寿は不良止まりで、水戸が5人目の選手だったら…

今やおなじみの湘北バスケ部の5人が描かれた『THE FIRST SLAM DUNK』ポスタービジュアル (C)I.T.PLANNING,INC. (C)2022 SLAM DUNK Film Partners
今やおなじみの湘北バスケ部の5人が描かれた『THE FIRST SLAM DUNK』ポスタービジュアル (C)I.T.PLANNING,INC. (C)2022 SLAM DUNK Film Partners

 新作映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公開日が2022年12月3日と発表され、新しい情報を待つ人も少なくないでしょう。『SLAM DUNK』のTVアニメシリーズが放送されてから30年近い年月も経った今、花道や流川たちをスクリーンで観られる日が待ち遠しい限りです。

 湘北のレギュラーメンバーと言えば、桜木、流川、赤木、宮城、三井のおなじみの5人ですが、実は最後に戻ってきた三井寿は、初期設定ではただの不良キャラとして作られ、湘北バスケ部に入る予定ではなかったという話があります。これは、『バガボンド』の連載を開始した頃に、作者の井上雄彦先生が今田耕司さんと東野幸治さんがパーソナリティだったラジオ番組「Come on FUNKY Lips」で、「連載当初は水戸洋平がバスケ部に加入する予定だった」という旨の内容を語ったことから、『SLAM DUNK』の裏話として有名になったものです。井上先生と詩人・伊藤比呂美さんの対談が収録された書籍『漫画がはじまる』でも、井上先生ははっきりと「そもそも、三井はバスケをやる予定ではなかった」と振り返っています。

しかし、井上先生が三井というキャラに愛着が湧き、このまま不良キャラで終わらせたくないと思い、路線変更して、一度挫折した天才・三井の数々の熱いドラマが描かれたのです。さて、もしも三井がただの不良として退場し、水戸洋平が湘北バスケ部5人目のレギュラーとなっていたら、どんなストーリーになっていたのでしょうか。

 洋平といえば、中学時代からの花道の良き理解者であり、彼が落ち込んでいたりするといち早くそれを察することができる男です。ずっと花道とつるんできた洋平だからこそ、バスケットマンとなった彼の成長を一番近くで実感しつつ、花道につられて自分も成長しようと、バスケの道に進み、頑張るのではないでしょうか。親友に触発されてなんとなく始めたものの、だんだんとバスケットが面白くなってどんどんのめり込んでいき、技術を磨いていくという展開が描かれるのも面白そうです。

 花道が落ち込んでいる姿を見た時には、さりげなくフォローもしていた思慮深い洋平。チームメンバーになっていたら、自分が身に着けるべき技術は何か、よく考えて自分で見出すシーンも出てくるでしょう。その結果、「ここで俺が外からポイントを決められば、湘北はもっと得点を伸ばせる」と考え、人知れず3ポイントシューターとして力をつけていく……そんな展開になるかもしれません。もちろん、洋平も素人設定なので、いきなり三井のようには活躍させられないでしょうが、練習や予選で木暮と交代で出場しつつ、徐々に才能を開花させていき、海南大付属戦や陵南戦など、インターハイ出場がかかった重要な場面で3ポイントを決めていたら盛り上がるでしょう。そして、洋平が活躍すれば、花道がより成長するための大きな刺激にもなったはずです。

【画像】完全立体再現された湘北レギュラーの5人!(7枚)

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