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アニメでは再現不可能「あり!?」なマンガの表現 ギリギリすぎて「ジャンプ」で賛否両論も

少年誌で物議をかもしたギリギリ表現

『ザ・ファブル』第1巻(著:南勝久/講談社)
『ザ・ファブル』第1巻(著:南勝久/講談社)

●『ザ・ファブル』語尾の棒線

伝説の殺し屋を描いた『ザ・ファブル』(著:南勝久/講談社)ですが、独特の雰囲気を生み出しているのが、セリフの語尾についている棒線です。

「いや しばらく仕事はとらん────」
「問題ない───18秒で済む───!」
「社長ォ── スリッパ片方トイレのです───」

 といったように、シリアスから日常的なシーンまで、あらゆる場面、あらゆるキャラの語尾に「────」がついています。他のマンガでは類を見ない表現で、読んでいると、これが絶妙にクセになってくるのです。

 この語尾ですが、かつては読者のなかで、伸ばし棒として読むのが正解なのか、それともダッシュのような扱いで間隔をとっているのか、と意見が分かれていました。そんな声が作者・南勝久先生のもとに多く寄せられたようで、単行本に下記のようなコメントが発表されています。

「これはセリフの伸ばし棒ではなく、『───』でなんとなくセリフとセリフの『間』をとっているつもりなだけなんで、あまり気にせず読んでいただけると嬉しいです───。」

 ということで、伸ばさないのが正しい読み方。しかしながら、伸ばし棒として脳内変換されることから抜け出せない読者もいる模様です。どちらにせよ、クセになる演出であることは間違いありません。

 ちなみに、「罫線」と入力して変換すると、この語尾を真似することが可能です。ファブルに近づきたい方は試してみてください。

●『ゆらぎ荘の幽霊さん』ページ透かしギミック

「週刊少年ジャンプ」の2019年48号に掲載されるや否や、大きな話題を呼んだのが『ゆらぎ荘の幽霊さん』(著:ミウラタダヒロ/集英社)に仕掛けられた、あるギミック。本作はこの号でセンターカラーだったのですが、そこには上半身裸の幽奈さんが描かれていました。少年誌のため、当然、胸の部分は白くぼかされ、細かく描かれていません。

 しかしながら、裏ページに番外編の1ページマンガが掲載されており、そこに描かれていたのが「ピンクのタピオカ」。紙面で透かして見ると……このタピオカによって表の絵に乳首が補完されるというギミックになっていたのです。

 この「透かし」を活かしたギミックは、過去に他のマンガでも行われたことがありますが……今回は少年誌でギリギリの表現を行ったことから、賛否の声が巻き起こる大きな話題となりました。

(古永家啓輔)

【画像】アニメと原作マンガ、表現を「比較」したい作品(4枚)

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