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歴代『プリキュア』で「推し」は誰? 魅力や名シーンを「いい推しの日」に振り返り!

本日は「いい推しの日」。推しといえば人それぞれ違うものですが、大勢のグループからチョイスすることで自分の趣向が明らかになるものです。そこで筆者は『プリキュア』の中から推しをチョイスしてみました。

推しの好みが色々と別れるシリーズ『プリキュア』

『Yes!プリキュア5』DVD Vol.1(マーベラスAQL)
『Yes!プリキュア5』DVD Vol.1(マーベラスAQL)

 本日11月4日は「いい推しの日」です。日付の「1104」で「いい(11)推し(04)」と読む語呂合わせがもとで、2019年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

「推し」という言葉は平成中期くらいから一般的になった言葉で、もとはアイドルグループのメンバーの中で誰を応援するのかをきっかけで使われるようになったと言われています。

 それが、アイドルや芸能人だけでなくアニメキャラやスポーツ選手など、あらゆるジャンルにも取り入れられ、現在のように幅広く使われることになりました。その結果、今では「推しメン」や「推しキャラ」と誰もが使っています。

 解釈は人それぞれですが、「推」という字が使われるように、「他の人に推薦できる」「他の人に知ってもらいたい」という想いが込められた言葉だと考えられませんか? そこで原点を考えて、TVアニメ作品のなかでもっとも名前が知られていて人数が多い『プリキュア』のレギュラーメンバーから筆者チョイスで5人の推しをご紹介したいと思います。

 筆者が最初に推すのは、『Yes!プリキュア5』(2007年)と続編『Yes!プリキュア5GoGo!』(2008年)に登場した夢原のぞみ/キュアドリーム。それまで「ふたり」だったシリーズが初めてグループになった記念的作品のリーダーです。

 リーダーと言っても、スーパー戦隊などのヒーロー作品のリーダーと違い戦闘力のような見える力よりも、精神力のような心の強さがあってグループの中心となるのが『プリキュア』の特筆するところです。

 のぞみはドジで天然ボケ、勉強も運動も苦手という一見するといいところがありませんが、人を引き付ける不思議な魅力を持っており、何よりも悪いことを許さない正義感と何度でも立ち上がる強い心の持ち主でした。

 声の担当は元気のある男の子役には定評がある三瓶由布子さん。それまでのキャリアから放送開始まで声の想像がつきませんでしたが、その声を聞いたらこんなにキレイなハイトーンの声が出せたのかと驚きました。

 続いては『フレッシュプリキュア!』(2009年)に登場した東せつな/キュアパッション。いつのころからか「光堕ち」とファンが言うようになった、敵から仲間入りした初のプリキュアです。

 当初は敵側幹部のイースとして、主人公である桃園ラブ/キュアピーチに正体を隠して近づいてきました。しかし、ラブの真っ直ぐな気持ちに触れることで徐々に心がやわらいでいき、プリキュアに転生して仲間入りを果たします。この仲間になるまでの葛藤はファンには名シーンと呼ばれていて、個人的にはプリキュアベストシーンのひとつに必ずランクインするほどの感動的シーンだと思います。

 ちなみに、この敵から仲間入りするプリキュアのパターンのひとつとして、悪役時代には見せなかったやさしい表情、そして同一人物だったのかと思えるくらいのボケを見せることがありました。いわゆる「ギャップ萌え」というもので、仲間入りしてから急激にファン層を拡大させることもあります。

【画像】不幸な境遇も…歴代『プリキュア』の推しキャラを見る(5枚)

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