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本当にやっちまった! アニメ化実現の「エグすぎ・渋すぎ」青年マンガ5作品

近年はTVだけでなく配信サービス限定の作品も増え、アニメ化されるマンガ作品はどんどん増えています。そんななかで、青年誌で連載された、エグい、渋いマンガのアニメ化も多数行われてきました。なかには、アニメ化発表で「まさか!」と思わされた作品も……?

変態だらけで「まさかアニメ化されると思ってなかった」作品も

アニメ『マイホームヒーロー』キービジュアル (C)山川直輝・朝基まさし・講談社/「マイホームヒーロー」製作委員会
アニメ『マイホームヒーロー』キービジュアル (C)山川直輝・朝基まさし・講談社/「マイホームヒーロー」製作委員会

 2022年9月、「週刊ヤングマガジン」で連載されている『マイホームヒーロー』(原作:山川直輝 作画:朝基まさし)が、TVアニメ化され23年4月から放送開始となることが発表されました。同作は47歳のしがないミステリー好き会社員が、娘の彼氏を殺害してしまったことから始まるクライムサスペンス。作中には凄惨な描写も多く、SNSでは「まさかアニメ化するとは」「あるとしたら実写化だと思ってた」という声もありました。また、同誌で連載されている『アンダーニンジャ』(作:花沢健吾)のアニメ化も、7月の情報解禁時に「意外!」と話題を呼んでいます。

 こういった青年誌連載のエグくて渋いマンガの「まさかの」アニメ化は、これまでにも存在しました。今回はそのなかかから、特に話題を呼んだ印象的な5作品を紹介します。

●『ゴールデンカムイ』

 現在、第四期が放送されている野田サトル先生原作の『ゴールデンカムイ』も、人気作ながらアニメ化が発表された際は驚きの声があがった作品でした。

 その理由は、グロテスクな描写や、どうかしている下ネタ、変態たちの行動などさまざま。しかし、こうした飛び道具的な部分だけに留まらない、本筋である日露戦争終結後の北海道を舞台にした金塊の在処を示した刺青人皮の争奪戦、さらに歴史ロマンやアイヌ文化の紹介、狩猟グルメといった要素も加わり、唯一無二のテイストを持ったマンガが『ゴールデンカムイ』です。カットされたエピソード(後にOVA化)も多いですが、江渡貝くぅぅんのファッションショーやラッコ鍋など、過激描写含めて見事アニメ化され、人気を博しているのはアニメファンならご存じの通りです。

●『ヴィンランド・サガ』

 幸村誠先生の『ヴィンランド・サガ』は、ヴァイキングがあらゆる地で暴虐の限りを尽くす千年期の終わり頃、最強と謳われた戦士の息子トルフィンが戦場で生きながら、幻の大陸「ヴィンランド」を目指すというマンガです。アニメは2019年7月から2クールにわたって放送されています。

 間違いなく面白い作品ではあるものの、ときに残虐さもあるヴァイキング同士の激しい戦い、今どき珍しい骨太なストーリーのため、当時はどんなアニメになるか心配の声も聞かれました。しかし当時『進撃の巨人』や『甲鉄城のカバネリ』などで名を挙げていたWIT STUDIO制作による作画は美しく、アニメオリジナルシーンも交えたストーリーも丁寧で重厚。完璧なアニメ化で既存ファンの納得はもちろん、新たな作品ファンも獲得しました。

 2023年1月から始まる続編は、『呪術廻戦』や『チェンソーマン』のMAPPAによる制作となりますが、心配以上に期待を高めている人が多いでしょう。

【画像】かわいいキャラに騙されるな! 実は過激な青年向けアニメたち(6枚)

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