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『ワンピース』一味の影に「埋もれた」モブキャラの活躍3選 敵にひれ伏すことで民を守った!

「冬島編」を彩った立役者の言葉に涙…

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●誰よりも国を想い、悪政に抗った男「ドルトン」

 チョッパーが登場する「冬島編」といえばシリーズ屈指の名エピソードとして知られており、特にDr.ヒルルクの最期には多くの人が涙を流したのではないでしょうか。しかし彼が見事な生き様を見せつけた一方で、人知れず悪政に抗った人物がいます。その人物こそ、ウシウシの実の能力者・ドルトンなのです。

 ドルトンはドラム王国の国王・ワポルの部下でありながら、誰よりも国のことを想い、ワポルの政治に疑問を抱いていました。ヒルルクの「人はいつ死ぬのか?」という問答にはひとり涙を流し、チョッパーがワポルに攻撃しようとした際には非礼を詫びると同時に、「もうこれ以上……この国の犠牲になるな!!!」と説得して追い返しています。

 もちろんワポルはこれを許さず、ドルトンを責め立てますが、「黙れ!!!!」「まだわからないのか!!!このイカれた国を救おうとしたたったひとりの男が今死んだのだ!!!」と反論。そして「我々が国民の上に立っている限り 国を立て直すことなどできるものか!!!」「この国の医療がどこまで発達しようとも……!!!いつまで薬の研究を続けようとも バカにつける薬はないのだから!!!!」と反旗を翻し、ひとりワポルに立ち向かったのでした。

●敵側にひれ伏すことで民を守ろうした「マッキンリー」

 ドルトンが悪政に抗う一方で、敵側にひれ伏すことで民を守ろうとする人物も。「空島編」に登場したスカイピアの治安を守るホワイトベレー隊の隊長・マッキンリーです。はじめマッキンリーは不法入国もとい公務執行妨害としてルフィたちに雲流し(死刑)を言い渡し、擁護しようとしたコニスに対しても「犯罪者をかばう言動に聞こえますよ」と威圧していました。

 しかし彼がここまでエネルに忠義を尽くすのも、全ては島民を守るため。島に残ることで人々を護衛する方法もあると信じ、もともとはガン・フォールに仕えた身でありながら島を乗っ取ったエネルに従っていたのです。そんな彼の思いが明かされたのは単行本30巻に収録された第279話でのことで、「……だが結局 その手段もみじめなもの……!!!!」「情けなし……!!! 情けなし……!!!」と涙ながらに悔しさを滲ませていました。

エネルに従いつつも民を守り続けたマッキンリーに対し、ファンの間でも「ただの噛ませかと思いきや、実は男気溢れるキャラだと判明する例のシーンはいつ見ても泣ける」「誤解や恥が生じても、民を守ろうとするマッキンリー隊長の格好良さよ……」といった称賛の声が少なくありません。

 メインキャラの迫力ある戦いについ目が行きがちですが、実はモブキャラたちも彼らなりの信念を貫いて戦いに身を投じています。キャラひとりひとりにちゃんとしたドラマがあるのも、『ONE PIECE』の見どころだといえるでしょう。

(ハララ書房)

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