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ファミコン時代だけじゃなかった 2000年代に発売された「クソゲー」にお腹痛い!

制作サイドの奇妙なプロモーションが話題に

2009年に発売されたWii用ソフト『黄金の絆』(ジャレコ)
2009年に発売されたWii用ソフト『黄金の絆』(ジャレコ)

●制作サイドが謎すぎる奇行『黄金の絆』

 最後にご紹介するのは、2009年発売のWii用ソフト『黄金の絆』。本作品は「開発費4億円をかけて作られたアクションRPG」という触れ込みだったのにも関わらず、単調な戦闘アクション・シーンチェンジ毎に発生する数十秒のロードなど、クオリティ面の問題でユーザーから指摘の声が多数上がり、発売から短期間で評価を下げる結果を招きました。

 しかし、『黄金の絆』にある意味でシュールな笑いをもたらしたのは、奇行としか思えない「制作サイドの販売プロモーション」にあります。

 大きな具体例は「販促用のTVCM」と公式サイトに設置された「掲示板」のふたつです。前者は「名古屋城のシャチホコが映し出される・全身金色の男女がバスの車内で熱い抱擁を交わす」という実写CM(2種類)で、ゲーム画面の挿入などは一切なし。後者は某インターネット掲示板を模した作りで、それゆえに荒らし行為にはしるユーザーを大量に生み出してしまうことになりました。

 余談ではありますが、本作の発売元があの有名なファミコン用ソフト『燃えろ!!プロ野球』と同じことも、好事家の間で一躍話題を集める燃料となりました。

(龍田優貴)

【画像】滅びていなかった! わりと近年発売の「クソゲー」(4枚)

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