【漫画】幼稚園に行きたがらない息子、母親は無言 対応に「見習いたい」「分かっててもできない」
朝、幼稚園に行きたくないと泣いている息子。怒ったり、無理やり連れて行ったりせず、母が静かに息子の気持ちが切り替わるのを待っていると、やがて……。Instagramで公開されたマンガが、「見習いたい!」と話題になっています。作者のぽよ母さんにお話を聞きました。
子供は「心の整理」ができていないだけ?
子供が登園をしぶっていたときの出来事を描いたマンガ「『待つこと』の大切さ」が、Instagramで380以上のいいねを集め話題となっています。幼稚園の登園をしぶっていた息子。無理やり連れて行くのではなく、息子が自分で気持ちを切り替えられるのを待っていると……という内容で、「見習いたい」「こういう対応は大切」「頭で分かっていてもなかなかできない」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、主婦のぽよ母(ペンネーム)さんです。子育てをしながら育児マンガを描き、Instagramで発表しています。ぽよ母さんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?
小学校の頃から描いていました。高校生のときにやめてしまい、出産するまでは描いていませんでしたが、第1子の出産レポートを機に、マンガを描くことを再開しました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
この頃は、息子が登園をしぶっていた時期でした。息子の気持ちの切り替えができるまで待ってあげると、その数分で見違えるほど表情がキリッとしました。そのとき「待つことの大切さ」を実感したのがきっかけで、マンガに描きました。
ーーこのときはお子さんの気持ちが落ち着くまで、どのようにして待っていたのでしょうか?
静かに泣いている息子に「そっか、行きたくないんだね。でも、今日は幼稚園に行かなきゃいけないんだ。どうしようか?」とだけ、声がけしました。その後は、息子が車から降りるのを、ひたすら無言で待っていました。10分くらい待ったと思います。
ーー「待つこと」ができないときもありますか?
もちろんあります。次の予定があるときや、下の子が一緒にぐずっているとき、待つことで周りの人に迷惑がかかってしまうときは待ってあげられていないです。
ーー気持ちの整理がつくまで待ったときと、無理やり連れて行ったとき、お子さんの反応は違いますか?
無理やり連れて行くと、基本的にその間はずっと泣いていますね。幼稚園に無理やり連れて行った日もありますが、そのときは園の外まで泣き声が聞こえていたのを覚えています……。
ーー待てる余裕ができるように、気を付けていることはありますか?
時間に余裕ができるように心がけています。通っている幼稚園は8時30分から9時の間に登園するのですが、このときも8時30分には駐車場に着いていました。登園をしぶっていた時期だったので、ぐずるのを想定して早めに出発していました。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「待つことって大事ですよね」という共感のお声もいただきましたが、「特に朝は待ってあげられない」といった正直なお声もいただきました。待ってあげると子供の表情は明らかに変わるので、余裕があるとき、または登園以外の場面で「子供の気持ちの切り替えを待つこと」を思い出してもらえたらいいなあと思います。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
育児・夫婦のエッセイマンガを継続していきたいです。私自身が好きなことをしていることで、子供と過ごす時間にも心の余裕が出てくるので、今はとにかくマンガを描くことを楽しみたいです。
(マグミクス編集部)