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しかたない? 実写化で大幅に「改変」されたキャラ4選 「別モノとして見た」

紅一点のお姉さんキャラが、「男勝りのパイロット」に?

 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』DVD(TCエンタテインメント)
『SPACE BATTLESHIP ヤマト』DVD(TCエンタテインメント)

●暴力団の女組長がヒロインポジションに? 『嘘喰い』の鞍馬蘭子

 個性的なキャラクターたちが命を賭けたギャンブルを繰り広げるマンガ『嘘喰い』は、現実離れした展開、高度な駆け引きや戦闘シーンも魅力の作品です。2022年に公開された実写映画では、主人公・斑目獏(まだらめ・ばく)を演じた横浜流星さんを中心とするキャラクターのビジュアルが評価された一方、原作の主要キャラクター・鞍馬蘭子(くらま・らんこ)が、「ヒロインポジション」となっていることに衝撃を受ける声があがっていました。

 原作の蘭子は暴力団「鞍馬組」の女組長であり、どこか蛇を思わせる凄みを持っています。目的のためならば、ためらわずに敵対者を殺す反面、「善人や女子供、弱者には手を掛けない」という信念もある女性です。そんな蘭子ですが、実写版では白石麻衣さんが「獏に恋愛感情を抱く女性」として演じていました。言葉遣いも荒々しく男勝りな蘭子が、乙女らしくなっていることに違和感を覚える原作ファンもいましたが、「原作にはない恋愛描写が逆に気になる」「原作とは違う、華やかで少女っぽい蘭子もかわいかった」と、新鮮に受け取る感想もあります。

●女性キャラが増加!『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

 70年代に一世を風靡した名作SFアニメ『宇宙戦艦ヤマト』は、2010年に『SPACE BATTLESHIP ヤマト』として実写化されています。子供の頃から『ヤマト』ファンだったことを公言する木村拓哉さんが主人公・古代進役を演じ、CG技術を駆使した作品を多数手がけていた山崎貴さんが監督を務めるなど、公開前から注目を集めていました。

 映画の上映時間に合わせて省略はあったものの、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』のストーリーはある程度原作通りでしたが、一部のキャラクターの性別や役職には、大きな変更が加えられています。たとえば看護師やレーダーの監視を兼任し、紅一点のお姉さんらしさを持っていた森雪は、黒木メイサさんが演じた実写版では「男勝りなパイロット」として描かれています。

 その影響からか、通信班長・相原(演:マイコ)も女性に変更され、レーダーの監視を兼任する形となっていました。また、原作では中年男性の船医・佐渡も、高島礼子さん演じる女性キャラに変更されています。酒と猫が好きな設定は変わらないものの、常識外れな性格のおじさんからおとなしい女性へと変貌し、別人のようになっていました。

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は、大胆な設定変更に戸惑う声も少なくありませんでした。それでもネットの感想を見ると、「女性キャラが多くなったのは時代の変化では?」「古代がキムタクになるくらいだから、他のキャラも変えて正解。別モノとして楽しめた」と、前向きに受け止めた人もいたようです。

 今後、Netflixが制作を発表している韓国版の実写ドラマ『寄生獣 -ザ・グレイ-』も、原作の主人公・泉新一とは別人の女性「チョン・スイン」が主役になることが明かされました。「意外と面白そう」「悪い改変にはならないかも」と好意的な意見もあり、注目が集まっています。

(田中泉)

【画像】適役はいるか? 今後の実写化作品で「再現」が不安視されているキャラ(6枚)

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