マグミクス | manga * anime * game

「ネタ」にされちゃった切ない退場キャラたち ネット上で永遠に愛され続ける!?

シリアスな展開で退場したのに、その退場の仕方があまりにも特殊すぎて「ネットミーム」と化すキャラやアニメがネット上で話題に。『魔法少女まどか☆マギカ』をはじめ、ネットミーム化したことで有名になったキャラや作品をご紹介します。

印象的な退場シーンのキャラはネットミーム化決定?

『Another』 (C)2012 綾辻行人・角川書店/「Another」製作委員会
『Another』 (C)2012 綾辻行人・角川書店/「Another」製作委員会

 大ヒットしたアニメの登場キャラの退場シーンが、あまりに強烈な場合や強いインパクトを残した場合、ネット上で話題になり最終的に「ネットミーム」と化すことがあります。

※この記事では『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラの生死に関わる記述があります。

「マミる」という単語を生み出したのが『魔法少女まどか☆マギカ』の「巴マミ」です。メインキャラですが、わずか3話目で敵に「頭部をくわえられて宙吊りにされる」という強烈な退場を遂げました。このシーンを元に「頭部をくわえられて吊られる」「悲惨な最期を遂げる」などを指して「マミる」という言葉がネット上で使われるようになりました。「このキャラここでマミるのか…… 」「あんなに早くマミるとは」などのコメントはネット上でよく目にします。

 壮絶な死にざまで有名な『鬼滅の刃』の「サイコロステーキ先輩」もネット上でミーム化しています。「サイコロステーキ先輩」は、公式での呼び名は「累に刻まれた剣士(隊士)」。炭治郎の先輩にあたる鬼殺隊士です。わずか数十秒の登場シーンで、名前もついていない端役ですが「安全に出世したい」「支給される金も多くなる」など、他の鬼殺隊士では言わなそうなセリフを連発。あげく、下弦の伍・累にさいの目状(サイコロステーキのよう)に切り刻まれて退場する、という衝撃的な最期を迎えました。

 この死にざまから「サイコロステーキ先輩」という呼び名がつけられました。『鬼滅の刃』の「那田蜘蛛山編」が地上波放送された際には、他に水柱・冨岡義勇や蟲柱・胡蝶しのぶといった人気キャラクターが登場するにも関わらず、登場前から「サイコロステーキ先輩」がTwitterのトレンド入り。「サイコロステーキ先輩って素敵な名前」「サイコロステーキ先輩はたまにトレンド入りしているから覚えた」などミーム化したことで、作品にそこまでなじみのない人にも認知度が高いワードです。

 綾辻行人氏原作の『Another』からは、「Anotherなら死んでた」というフレーズがネットミーム化しています。この作品は「階段から落ちた拍子に傘が喉に刺さる」「エレベーターのケーブルが切れて落下死」「ケーブルが首にからまって窒息死」など、登場人物に理不尽な死因が多いのが特徴です。日常生活で不測の事態に遭遇した時など、例えば「トラックが目の前スレスレを通過 #Anotherなら死んでた」「手を滑らせ彫刻刀で出血 #Anotherなら死んでた」というようにネット上で使用されています。さらに著者本人が、電子レンジ使用方法を誤ってしまったという近況報告で「#Anotherなら死んでた」を使用したことも。ネット上での定着度はかなりのようです。

(マグミクス編集部)

【画像】なんで死んだ!? 切ない退場キャラたち(4枚)

画像ギャラリー