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天才なのに「不遇」なサッカーキャラ ファンが泣いた、急死の悲劇も

各国の「天才」が輝きを放っているワールドカップカタール大会。サッカーマンガの世界にもそんな「天才」キャラは多く存在し、何でも持ち合わせているように見えます。しかし実は彼らも病気やケガなどの弱点を抱えており、それを克服するために必死で戦っています。「天才」キャラたちの「不遇」とそれを克服した先に魅せた輝きを紹介します。

病を抱えても輝きを放つタフさ!

翼の後ろで大きな存在感を放つ三杉淳 TVアニメ『キャプテン翼』キービジュアル (C)高橋陽一/集英社・2018キャプテン翼製作委員会 (C)高橋陽一/集英社
翼の後ろで大きな存在感を放つ三杉淳 TVアニメ『キャプテン翼』キービジュアル (C)高橋陽一/集英社・2018キャプテン翼製作委員会 (C)高橋陽一/集英社

 マンガやアニメの世界でもひと際輝きを放つ「天才」キャラ。サッカーマンガ界でも華麗なドリブルやパスで読者を魅了する「天才」キャラは大人気です。しかし、そんな彼らも実は病気やケガなどを原因に不遇に陥り、それを克服するために大きな努力をしています。弱点を乗り越えた先に魅せた「天才」たちの輝きを紹介します。

※この記事の本文には、ネタバレになる要素が含まれていますのでご注意下さい。

●『キャプテン翼』三杉淳

 まずは『キャプテン翼』(著:高橋陽一/集英社)に登場する三杉淳です。

 主人公・大空翼は言わずと知れた天才ではありますが、小学生編において三杉は、その翼に一時は戦意喪失させるほどの天才ぶりを発揮しました。武蔵FCのキャプテンとして小学生とは思えないほどの戦術眼を持ち「オフサイドトラップ」を成功させた場面では、ロベルト本郷ら大人までも驚かせました。

 2018年のワールドカップロシア大会で、実際の日本代表がオフサイドトラップを成功させたときには世界中のSNSで「captain tsubasa」の文字が踊りましたが、まさに三杉淳の天才ぶりがいかに世界に知れ渡っているかを表した現象でもありました。

 しかし、そんな彼も持病である「心臓病」のために、フルでピッチに立つ事が出来ないというハンデを抱えていました。サッカー選手としては大きなハンデですが、その分、彼が磨いたのはサッカーを多角的に分析する圧倒的頭脳。ジュニアユース編ではコーチとして全日本に帯同したほどです。しかも治療中にドライブシュートをマスターするなど、自分は何ができるのか、成長を求め続ける強いハートも培っています。

●『シュート!』久保嘉晴

 続いては、こちらもサッカーマンガ界の至宝!『シュート!』(著:大島司/講談社)の久保嘉晴です。

 掛川高校サッカー部の背番号10を背負う彼は、ジュニアユースの代表に選ばれるなど「天才」プレイヤーとして名をはせていましたが、実は、高校2年で白血病という重い病を患っており、死への恐怖と戦いながらプレーをしていました。

 そんな状態で迎えたインターハイ予選準決勝。チームが苦境に立たされるなか、久保は自陣ゴール前からひとりでドリブルを開始。相手選手すべてをかわして同点ゴールを決める「奇跡の11人抜き」を見せます。しかし、その後にピッチに倒れ、チームは勝利したものの命を落としてしまいました。その後、掛川高校は紆余曲折を経て全国最強へ上り詰めますが、久保が命を懸けて見せたサッカーへの情熱と最後の輝きは、ほかの選手たちの成長にも大きな影響を与えました。

【涙がとまらない】不遇過ぎる天才サッカーキャラを見る(5枚)

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