秋アニメ、人気声優のまさかのチョイ役出演3選 ロイド驚愕の問題児の声は?
アニメを見ていて、チョイ役に人気声優さんが使われていると気付くと、「フフッ」となることがあるかと思います。今回は2022年の秋アニメに、チョイ役のキャラで出演して、視聴者が驚いた人気声優をご紹介します。
衝撃!人気声優の贅沢な使い方!
超豊作と話題の2022年の秋アニメは、毎日何かしらの作品がSNSを賑わせています。そんな秋アニメの人気作には、あっと驚く大人気声優がチョイ役で出演し、話題となりました。視聴者が「ここで?!」「贅沢!」と、思わず唸ってしまった人気声優のサプライズ出演をご紹介します。
●『後宮の烏』薛魚泳
『後宮の烏』は後宮の妃でありながら夜伽をしない、特殊な「烏妃」を中心とした中華ファンタジー作品で、不思議な術を使って呪殺や失せ物探しをしてくれるという主人公と、新しく即位した皇帝の物語です。
そんな同作には、女神を祀る「星烏廟(せいうびょう)」に仕える神祇官の、薛魚泳(せつぎょえい)という老人が登場します。出番は少ないのですが、なんと声優は杉田智和さんが担当しており、出てくると聞きほれてしまう、非常にいい声のおじいさんとして話題です。声がよすぎて、チョイ役なのにどうしても気になってしまう、圧倒的存在感を見せています。
●『SPY×FAMILY』東雲
言わずと知れた大人気作『SPY×FAMILY』には、18話にのみ登場する東雲(しののめ)というスパイ(?)がいます。腕力はものすごいのですが、スパイとしては「目立ってはならない」という鉄則を無視し、有名になろうとするズレた男で、思わずロイドがツッコミを入れてしまうほどの問題児です。実態としては、アーニャのクラスメイトであるジョージ・グルーマンにお小遣いで雇われただけで、これがスパイとしての初任務でした。
東雲は現状、1話だけ登場したネタキャラですが、その声はなんと中村悠一さんが演じています。放送後、「全然気付かないで観てた」「バカだけどなんかかっけぇーって思ったら、中村さんだった。さすが」と、話題になりました。中村悠一さんは過去に『推しが武道館いってくれたら死ぬ』でも、ほぼ毎回「ありがとうございました」しか言わないスタッフを演じるなど、まさかの脇役でも出演してくれる声優です。人気アニメで、中村さんがいないか探してみるのも面白いかもしれません。
●『モブサイコ100 III』隈川弘
秋アニメで第3期が放送されている『モブサイコ100』には、隈川という1期から定期的にちょっとだけ登場しているキャラがいます。主人公のモブが通う中学校の、「肉体改造部」に所属しているモヒカンのマッチョが隈川です。そんな脇役の声を演じているのは、『アナと雪の女王』のオラフの声でも有名な、武内駿輔さんです。
幅広い層に人気のある声優さんで、あまりセリフのないチョイ役に起用されているのは実に贅沢なキャスティングです。『モブサイコ100』は他にも、第1期1話にしか出てこない悪霊役に藤原啓治さん、「脳感電波部」の部長であるトメ役に種﨑敦美さん、サイコメトラー・竹中に河西健吾さんを起用するなど、声優の豪華さにも笑わされてしまいます。他にも驚くような脇役に豪華声優さんが起用されているので、ぜひ探してみてください。
その他、『BLEACH 千年血戦篇』で、すぐ死亡する護廷十三隊三番隊三席の戸隠李空役に石川界人さん、十三番隊第六席の片倉飛鳥役に古川慎さんが起用されていたり、『チェンソーマン』でも序盤の敵・コウモリの悪魔の声を松田健一郎さん、すぐ死んでしまう公安特異4課のIQ134の男・伏(ふし)の声を小林親弘さんが演じていたりと、秋アニメは人気声優の贅沢な「無駄遣い」にも、注目が集まっています。終盤を迎えている作品も多いですが、まだまだあっと驚く出演があるかもしれません。
(綿貫)