ガンダムキャラの「予想外過ぎた」カップリング3選 主人公なのに「捨てられた」?
戦争を舞台にしたガンダム作品のなかにはいろんなカタチの恋愛描写が存在します。主人公とヒロインの恋愛という王道展開もあれば、「まさかこのふたりが!?」というカップルが成立することも。いち視聴者として驚かされた、意外性のあるカップルについて言及します。
意外性を感じたガンダムのカップル
現在放送中の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、シリーズ初の女性主人公スレッタ・マーキュリーを巡る恋愛模様も見どころのひとつ。もちろん過去のガンダム作品にもさまざまなカタチの恋愛関係が描かれていて、「そことそこがくっつくの?」と視聴者目線で意外に感じたカップルも存在することでしょう。そこで今回は、宇宙世紀のガンダム作品のなかから、筆者が意外性を感じたカップルを紹介します。
●ハヤト・コバヤシ&フラウ・ボゥ『機動戦士ガンダム』他
最初に紹介するのは、ファーストガンダムこと『機動戦士ガンダム』から登場する「フラウ・ボゥ&ハヤト・コバヤシ」のカップル。続編である『機動戦士Zガンダム』のなかで、このふたりが一年戦争後に結婚したことが明らかになりました。
ファーストガンダム時のフラウはサイド7のご近所さんであるアムロをつねに気にかけ、甲斐甲斐しくお世話をしていた印象があります。とくに序盤はメインヒロインのような位置づけで、アムロの周辺に美女キャラが登場するたびに嫉妬するシーンも見られます。そのため、てっきり彼女はアムロとくっつくものだと思いこんでいました。
ですがアムロがニュータイプとして覚醒していくなかで、フラウは「(アムロは)私たちとは違うのよ」と距離を感じているような描写があります。このあたりから同じ一般人であるハヤトのほうに心が揺らいでいったのかもしれません。
結果、一年戦争後にフラウとハヤトは結婚。孤児だったカツ、レツ、キッカを養子として引き取り、『Zガンダム』劇中でハヤトの子を妊娠中であることも明らかになります。その後、彼女たち家族をいろんな不幸が襲いますが、ハヤトとの間にできた子は無事生まれているはず。フラウ・ボゥとその子供がどうなったのか、気になるところです。
●チャック・キース&モーラ・バシット『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』
続いて紹介するは、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場した「チャック・キース&モーラ・バシット」のカップル。キースは主人公コウ・ウラキの同期かつ親友的な存在で、モーラはアルビオンの整備士でした。
当初キースはモーラの友人であるニナ・パープルトンを狙ってちょっかいをかけていましたが、いつの間にかモーラと交際している衝撃展開にビックリ。しかもニナをナンパする彼を阻止したのがモーラだったので印象は最悪だったはずです。その後、ふたりの間に一体何があったのでしょうか。
とはいえ大柄で面倒見のいい姉御肌なモーラと、ちょっとチャラくて頼りない部分もあるキースという組み合わせは、凸凹なようで実は合っていそう。何よりキースはすごく良いヤツですし。