「悪魔の実図鑑」は2種あった? 消された情報の鍵を握るのは、安否不明のコビー?
『ONE PIECE(ワンピース)』の最新エピソード「エッグヘッド編」で、「悪魔の実図鑑」に関しての情報が明かされ、話題を集めています。いままでのストーリーを振り返りながら、「悪魔の実図鑑」について考察します。
「悪魔の実図鑑」から分かる、「消された歴史」とは?
サンジの幼少期が語られた際、初めて明かされた、「悪魔の実図鑑」の存在。この「悪魔の実図鑑」について、『ONE PIECE(ワンピース)』の最新エピソード「エッグヘッド編」1069話で言及するシーンが描かれました。
※この記事には『ONE PIECE』の最新エピソードである「エッグヘッド編」の内容を含みます。
サンジが幼少期に読んでいた「悪魔の実図鑑」は新しいものであり、古い「悪魔の実図鑑」には、違う内容の「悪魔の実」が記載されていることが明らかにされました。
ベガパンクが言うには、「古い『悪魔の実図鑑』には『ゴムゴムの実』は載っていない」とのこと。ルフィの能力の「モデル:ニカ」に関しての情報は古い文献にしか残されておらず、歴史から消されたと語っています。
そもそもベガパンクは「古い悪魔の実図鑑」をどこで手に入れたのでしょうか? 現在出ている情報から推測すると、オハラの本のなかに混ざっていた確率がかなり高そうです。もしオハラの本にまぎれていたのであれば、ロビンが「ニカ」について知っていてもおかしくないはずです。しかし、作中でロビンは「ニカ」というワードに特に反応を示していないようでした。この反応からして、「オハラの本ではない可能性」も考える必要が出てきました。
もちろんロビンが読んでいなかった本、という可能性も否めませんが、オハラの本以外の情報源があった、と考えるべきでしょう。オハラの本に紛れていなかったのであれば、現状残る選択肢としては「エッグヘッド」のみ。100年前の文明の残骸からベガパンクが古い「悪魔の実図鑑」を引っ張り出してきた可能性も出てきました。
しかし、もうひとつ疑問が残ります。それは、『ONE PIECE』初期にコビーが放った「あのゴムゴムの実を食べたなんて」というセリフです。もともと、コビーは「ゴムゴムの実」について何か情報を持っている可能性が示唆され続けていました。そのため、今回新たに登場した、古い「悪魔の実図鑑」をコビーも読んでいたのではないか、という疑惑も浮上しています。
現在、コビーの安否について明かされておらず、不安が募るばかりです。今後のエピソードで、コビーが「ゴムゴムの実」を知った経緯など、詳細が明かされる日は来るのでしょうか? 読者である私たちは、尾田栄一郎先生が描いてくれることを祈ることしかできません。
(マグミクス編集部)